ひとりだけの言葉 2004年10月31日 17時29分45秒 | 駄文(詩とは呼べない) 光速で移動する雑音の流れに乗って 僕は気付いた 僕の言葉は独りの時にしか生まれない 誰かが側にいる時、僕の言葉は鏡だ 精度の悪い鏡だ。 誰かが居たら僕は考えない 誰もが埋もれて僕は僕になれない うるさいんだよ、寂しい人間どもが!!
飛び立つ鳥たちのための鳥かご 2004年10月31日 16時45分36秒 | 駄文(詩とは呼べない) 要らないんだよ、こんな力。 僕は無力なままでいい 知りたくないよ、そんなこと 僕は何も知らなくていい。 わからないよ、そんなもん 僕は馬鹿のままでいい 連続で迫り来る光から目をそらして 僕は塞ぎ込む 赤いよ、灰色の地平線が。 素晴らしいんじゃない、痛いんじゃない、要らないんだよ 要らない物は捨てるしかないんだ。 飛び立つ鳥たちのための鳥かごは_今も赤いうめきだろうか この広い煮えきった世界は、丸い四角を刻むだろうか 君がひとりで立つ大地には、今でも優しさがあふれているだろうか 勇気が足りないよ、君はどこにいるんだい?
ここにおいでよ 2004年10月31日 16時42分51秒 | 駄文(詩とは呼べない) ほら、ここにおいでよ。 僕が見たもの聞いたもの、君に見せてあげる、聞かせてあげる 遠い遠い響きとか、くすぐったいおかしさとか、変な笑いとか。 ほら、ここにおいでよ。 生命の神秘も、生きる喜びもないけど、 君を騙して無茶な笑いを背中に詰め込む事くらいなら 僕にだって出来るよ 僕と遊ぼうよ、僕に触れようよ。 空が青い事は教えられないけど、青い空を見せる事くらいなら 毎日だって出来るよ 遊ぼうよ遊ぼうよ 遊んでよ遊んでよ
世界の外に用意された産声 2004年10月31日 16時29分00秒 | 駄文(詩とは呼べない) 世界の殻を突き破り、生まれる僕のために用意された産声は 見えもせず、聞こえもしない それはうおんうおんとうなりながら ゼロ時間へ向けて響きだけが伝わる それは予感に魅せられ終わりを夢見る僕に 残酷な優しさでふとした拍子に語りかける そしてそれはじわじわと現実を蝕んでゆく それを見続けてしまえば 僕もまた、じわじわと他人を蝕んでゆく どうしてだろうか。 懐かしさを否定する人が居ないのと同じくらい 僕は終わりを目指してまっしぐら 君が後ろから声をかけてくれたら はたして僕は振り返る事が出来るだろうか 君が後ろから腕をしっかり掴んでくれたなら 僕は現実という痛みを感じる事が出来るだろうか 今は答えられない。 君も応えなくていい 僕の側にはいつも君が居ない それが僕なのだから。