嘘の吐き方(うそのつきかた)

人はみんな嘘をついていると思います。僕もそうです。このページが嘘を吐き突き続ける人達のヒントになれば幸いです。

僕を好きになるための言い訳たち

2005年09月01日 03時04分40秒 | 駄文(詩とは呼べない)
電話をかける一秒は
電話をかける前の時間よりもはるかに短くて。

その一秒のために
僕はたくさんの時間を費やして。

本当は、もっとたくさんの事を思ってる。
本当は、もっときっとたくさん汚れてる。
本当は、きっと君のことなんか考えてなくて
僕は僕の事しか考えて無くて…

だから最初に君が謝るように
ぼくはきっと、いつも声にならない声で
君に叫んだり謝ったりしてるんだろうと思う
思うとしか書けないのは
思うと書けないよりもいくらかマシなことで
僕は本当は思っている事の千分の一も書けなくて
だからいつだって人を信じられなくて

だから僕はいつも弱くて
その弱さがあるから
きっと君に
近付きたいんだと思う

咳をすると、不思議な気持ちになる
君に隠さなくちゃいけないかのような
悪いことをしているような
そんないたたまれない気持ちになる

僕の生が死の刻印によって
君の生を引き裂く罪悪感だろうか

僕の死は君の死を温かく迎えるためには機能せず
僕の死は君の生を裏切るために存在するから
それが怖くて
僕はいつも

君への罪悪感でいっぱいなんだろうか。

明日
明日だけにすがって。

明日
明日だけが言い訳で。

明日
明日になれば何か変わると
いつだって僕は僕を欺く

だってそれだけが嘘で
それこそが嘘で
僕の明日なんかどこにもなくて
僕はいつだって今の一瞬しか無くて

明日のために生きてるわけではなくて
今、この一瞬だけが僕の全てで
だからいつも僕の言い訳は命懸けで
僕は僕を騙せずに
いつだって死を決意する。

死んだ位置から自分を振り返る
いつも僕は今を思い出してばかり。
いつだって死んだ位置からの夢の削りカスで
いつだって僕は記号でしかなくて
君に名付けられるのを待ってる。
いつも待ってる。
いつまでも待ってる。

今日、君のために。

いつも君のために。

僕は、精一杯の嘘で。

明日も、君に会いたい。

そんな嘘だけを吐くために。

君が好きだよ
僕は今、君が好きだよ
今だけは、君が好きだよ



ここには、まだ君が居ない。
明日また会おう

君が好きだよ。

僕は、君の中だけに居る僕が好きだよ。