嘘の吐き方(うそのつきかた)

人はみんな嘘をついていると思います。僕もそうです。このページが嘘を吐き突き続ける人達のヒントになれば幸いです。

君に吹いていく光

2005年09月14日 06時42分29秒 | 駄文(詩とは呼べない)



この青い空は いつまで青さを残していられるだろうか
僕の青い空は いつまで青いんだろうか
遠くへ流れていく雲が 今は少しだけ寂しい

閉じられた時間を進める二つめの方法は
君と繋がること
君の世界を繋ぐこと

そしてまた、目に見えない三番目の世界へ手を伸ばすこと

新しい孤独が来る前に
僕の世界は空間を切り裂いて
割れ目から暴風を撒き散らし
そこから巻き起こる風は
僕を通って空気を振るわせる

君の中に聞こえる声は
僕を通過した力の響きで
それは現象にも似た幻想なのだけれど

それでも声は
人の声として届くんだろう

今、失われた時間の叫びは
裂け目を通り越して何かを壊そうとするけれど

ぼんやりと薄く光る地上の上で
地平線を待つ人が居るように

今、失われた多くの時間たちは
遠くを探して近くを彷徨う

何年も何年も悲しみだけが降り積もって
孤独と名付けられた僕の世界は
新しい名前を欲して力の存在を叫ぶ

何年も何年も孤独を叫んだ僕の世界は
やがて響く、亀裂の中で死の名前を刻印する

今、数え切れない遠くの中から君を殺すために
今、数え切れない遠くの光から君を汚すために
中心から発する死の光は
君を真っ黒に照らしていくよ

明るい世界を真っ黒に照らして
僕の光は全ての死を手に入れる

全てを壊して優しい死で包むために