嘘の吐き方(うそのつきかた)

人はみんな嘘をついていると思います。僕もそうです。このページが嘘を吐き突き続ける人達のヒントになれば幸いです。

もっと宇由な君へ

2005年09月16日 21時11分30秒 | 駄文(詩とは呼べない)
安くなったプライドを棄てて
地に落ちた価値を棄てて
土に埋もれた自分を剥いで
全てを失った殻を捨てて
今へ向かって脱ぎ捨てて
君を全て剥ぎ取って
僕を自然から解き放って

なにもかも貫いて
命だけを刷り削って
世界の味で粉々にして
蝉色の風が吹いたら
もろくもろく飛んでいって
誰よりも自由に 何よりも宇由に 遠く遠く飛んでいって

忘れて
全部忘れて
今を感じる事も忘れて
闇よりもはやく飛んで
光よりも鈍く瞬いて

誰の為でもなく
なんのためでもなく
この世界を忘れる風になって

優しさだけを吹かせて
切なさだけを求めて
鈍い痛みで
消せない痛みで
心臓を掴む為のその手で
全てを暴いて
自分のその手で 力一杯諦めて

赤く飛んでゆけ
黒く染めてゆけ

失い続ける為に
失う僕らの命の為に
一度だけ
たった一度だけ
本気で笑って
あそこへ旅立って

人間は見つかりましたか?

2005年09月16日 18時04分25秒 | 駄文(詩とは呼べない)
テキストの並び方を好きになったり
音の声を好きになったり
土の人形を好きになったり
そんな事を繰り返して
君は何かに引力を感じるたびに
やはりそれは最初の思い込みの力で
一番最初に好きだと思い込んだ時の力で
君の内側にある何かを壊すのだ

そしてもちろんそれは、
君の内側にある、外部を破壊するだけの行為なのだ
外部を知ったつもりになって内部化する時、
そのとき既に崩壊は始まっている

空間が湾曲し、
外部が内部方向へ圧壊する

どれだけ探しても、君は独り。
探せば探すほど、君は一人。
一つの宇宙には、一つの意識しか与えられていないのだろうか

たぶん、違うのだろう
きっと、一つも無いから、
一つを意識する事ができるのだろう
完全なる虚構化を行えば、
恐らく意識はいくつでも存在しうるのだ

もっともっと突き進み、踏み込まねばならない
この程度でやめてはいけないのだ
もっと知れ
世界を知れ
もっともっと内部を知れ

世界中の人が死んでもいい
君は自分の中心が知りたい。
君は心の中が知りたい。

君のための世界なんて まだどこにも産まれてはいないのだ