嘘の吐き方(うそのつきかた)

人はみんな嘘をついていると思います。僕もそうです。このページが嘘を吐き突き続ける人達のヒントになれば幸いです。

テキストの敗北

2005年09月05日 11時15分35秒 | 駄文(詩とは呼べない)
意味を感じないものにとって
テキストは一体どれほどの効果があるのか
また、生を感じないものにとって
世界はどれほどの存在感を与えられるのか

惰弱な、邪雑な、猥感な、呪体な記号化された
自意識の灯籠のゆらめきの中で
生まれる前から消滅に似た形状をなし
終了した後でさえ発生に似た無痛の煉獄である宇宙において
世界は永劫回帰の変化の中に忙殺される

すなわち外部より埋め込まれた記号は
内部より配列化され、文脈化され、整序され、
意味を発する。
外部そのものは意味をなさない。
また、全ての意味を包含する。

読む必要も書く必要も無い
並びを見つめれば意味は発生し、消滅する
そしてまた、世界は並んでいない

君がこの文章から僕を読み解く事はできない
僕がこの文章から君を感じる事はできない
だからここに書かれた活字の死体はハードウェアでしかない。
ソフトウェアには昇華しない。

ソフトウェアとは、君のことだよ。