嘘の吐き方(うそのつきかた)

人はみんな嘘をついていると思います。僕もそうです。このページが嘘を吐き突き続ける人達のヒントになれば幸いです。

自由を求めてズンタッタ

2004年09月04日 15時42分13秒 | 駄文(詩とは呼べない)
この世界において
現実世界は不自由であり
脳内世界は自由であると
僕はかなり長い時間誤解していたようだ

僕は無責任で自分勝手な人間なので
完全な自由を求める為に
宇由という言葉を使わせてもらう。

現実世界では権利としての自由が保障されていて
脳内世界ではあらゆる宇由が許される
そのような誤解があった。

僕は現実で深刻な問題に直面している時
宇由な発想ができなくなるようだ。
思考や思索は言語的になんらかの形を取る限りに置いて
一定の範囲内に拘束される。

例をあげれば恋愛問題で死にたいと悩んでる最中に
心晴れ晴れとした気分で料理など作っていられない
ということである。
これは意識のシグナルがある隣接する言語空間から
抜け出せない事を示している。
飛躍的思考はできても、瞬間移動する思考は無く、
ある連続的思考はソフトウェア的にもハードウェア的にも
なんらかの形状記憶であるということ。

暴力的な話をすれば引きこもりを言語的に説得するよりも
記憶喪失にするか、あるいは脳外科手術でもした方が
手っ取り早いということである。
薬飲ませて洗脳するとか、そもそも殺してしまえという
発想もあるのだがいずれにせよ解決にはならない。

話を戻そう。
僕は僕の心が宇由を求める時
全体の圧力に反発して過剰な自由を求める事を自覚している
そして現実に自由がないと思い込み、疲れ果て、
脳内世界で宇由を求め始める。
宇由を求める思考は虚数空間内で
コンプレックスの形状記憶内に拘束される
迷宮をピンボールが迷い続ける。

幻想世界の物語を書き続ける行為は
虚数空間内の迷宮の形を脳内世界で終わらせず
現実世界へ地図として書き記す行為である。
書き記した迷路に惹かれる人が居るのは
自分も迷っているから
ヒントが知りたいということなのだろうか?

もし、死への恐怖に怯える人が居るなら
自分の命日を強い意志で決めるといい。
「いつ死ぬかわからない」という状態よりは幾分かマシになる。
必ず死ぬと自分が決めているのだから。

自分の悩みをぶちまけ
妄想内で恐怖にかられ怯えている自分の弱さ
現実が理想に近づかない自分の無力さ
そういったものを散々書き殴ってきた
だがこれだけでは全然事態は解決しないようだ
それどころか悪くなる一方かも知れない

ある種の諦めと共に
僕はより一層孤独を意識するようになった
当たらない賭場でコインをかける数字がわからなくなった
そろそろ心の砂が無くなる。
僕は賭に負けている自分を見つめねばならないだろう

明日死ぬ事は怖くないが
今日も何も出来なかったと嘆いている自分は
じつに最悪だ。

世界を手に入れたい
世界を壊したい
どちらでもいい。
結局は世界を変えたいのだから。

音楽がノイズにしか聞こえない耳をアンテナに
笑顔が輪郭線にしか見えない目をセンサーに
何も語る事ができない口を充電器にして

機械の俺はロボットロボットと自己暗示しながら歩こう
砂上の楼閣を次々とドミノ倒しにしていこう

遊ぶロボットはにゃ1号
ズンタカタッタ ズンタッタ
ズタズタ ズンタ ズンタッタ

中絶したら胎児なんか居なかった

2004年09月02日 09時45分02秒 | 駄文(詩とは呼べない)
目覚める事があるだろうか
また、目覚める事なんて出来るのだろうか
堂々巡りの思考で螺旋状に加速された意識は
新たな壁にぶつかって新しい境地を創り出す

放物線を描いて落下する僕の魂は
自分の意志を何一つ持たない弱さゆえの
自然な弧を描くかも知れない

鳴り止まない雷は
起きれない僕への目覚まし時計の音なのか
それともそれはしょせん
ただの雷に過ぎないのか
意味を求め続ける僕の罪悪の象徴か
はたまた龍が現れる予兆なのか

僕は何も無い静かな空に僕だけの雷を見る
誰にも聞こえはしない
僕だけが見る事が出来る

現実を知覚するだけでエネルギーを消費するとしたら
そもそもそのエネルギーはどこからくるのか
また、妄想はエネルギーを消費するのか
そもそもエネルギーとはなんなのか
なんなのか
なんなのか
なんなのか

僕は起きたまま夢を見る
寝てる時も夢を見る
現実との違いは長期記憶だけ
長期記憶された世界は夢なのか過去なのか
それすらあやうくなっていく
はたして僕の過去は本物か?偽物か?
0才の僕は居たのか?居ないのか?

思い出そうとして捏造される記憶達
リアリティを持たない記憶達
それでも僕を苦しめる閉じこめる
逃げる事は、許されていない

現実に向かって逃げ出したい。

自由意志の司令塔が僕を許さない
罰を受け続けねばならない。
踏み潰した、心の数だけ。

現実と科学と正しさしか知らなかった僕は
幼稚だったのか大人びていたのか冷めていたのか
なんなのかわからない
それでも壊した心の数だけ僕は罪を背負う。
謝罪してもしょうがない
罰を受け続けるしかないのだ
僕は恐ろしいほどに冷たい人間だと自分が知っているから。

死ねば解放されるだろう
だけど死を許さない人達が居る
僕はまだ死ねない
生を祝福されないのと同じくらい
僕の死は祝福されない
自分でちゃんとわかってる
きっとわかっていないと言われるだろう
だからわかっていない
そういうことにしておこう

自分の心を革命しようと何度も試みた
必要なのは勇気じゃない
きっかけと行動力だ
刺激は僕を潤してくれる
ひとときの甘い幸せが訪れる
そしてしだいに現実感が麻痺する
「こんなことしてなにがおもしろいのか」

もう僕は十分生きた
生きすぎた
はたして本当にそうだろうか?
疑問は尽きないが
生に感謝はできない
むしろ呪っているだけだ
その事を考えれば考えるほど
僕は純粋に自分が悪であるような気がしてならない
悪意を伝えたい
誰かに僕の悪意を残してから死にたい
世界を真っ黒にして死んでいきたい
俺の悪一色に染めてやりたい

洗練されたエゴが欲しい
自己中のさらに中心が知りたい
僕は僕と出会い続ける為に生きなければならないのか
無限回廊、螺旋迷宮、思考癌。

またいつもと同じ失敗作
何度書いても失敗作
それでも書き続けるキチガイの僕
助けを呼んでも助けは来ない
知っているからまた地獄。

埋め尽くそう埋め尽くそう
僕の心で埋め尽くそう

壊れよう壊れよう
もっともっと壊れよう

死んでしまえ死んでしまえ
はやくさっさと死んでしまえ

呪いの賛美歌
未完成の駄文

はてることなく書き続ける
闇へ向かって一歩ずつ

歩みを止めるな
死に続けろ

不可能だと決めるな
可能なんて考えるな

見るな
読むな
だけど俺は書く

何を書く
俺を書く

俺は俺を書く
俺しか書けない
俺だけの俺

カラッポの俺…。

窓を超えた景色

2004年09月02日 05時30分40秒 | 駄文(詩とは呼べない)
遠いしもべに
朝は黄昏よりも純粋に降りてきて
長い日の出は
永遠を垣間見る情景的な時間を創り出す

夜明け前の線路の導きが
僕を旅へといざなうのだとしても

僕は僕の心を凍り付く冷たさで固める事ができる

もう二度と来ない時間だと気付く事ができても
儚さは何度でも心に訪れる

電柱のフラクタルが太陽を測る物差しに見えても
僕はこの世界の美しさを
何一つ語る事は出来ない

今だけは無力な僕も美しさに含まれるけど
あとすこしの雨が降れば

濡れた髪が何かを語り出すだろう

美しいのに
こんなにも美しいのに
僕はこの美しさを
何一つ知る事ができないなんて

不幸すぎる小ささだ
もっと大きくなりたいよ

不幸すぎる刹那だ
もっと永遠になりたいよ