ネイチャー・コンタクト ~ 自然とディープにふれあおう ~

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鎮守の森は大切な森(その4):神社と鎮守の森

2013年06月05日 | 3.日本人と神社と自然
前回、弥生人による縄文人の侵攻支配のときに、弥生人が縄文人に
自分たちを神様として祀らせたということ。そしてその弥生人の
子孫が現在の天皇家だという話をしました。
そのため神社の多くは、歴代天皇を神様として祀っています。

では神社に必ずといっていいほどある鎮守の森とは何なのでしょう。
神社の敷地内でも特に聖域として、森の一部を一般の人の立ち入り
禁止区域としているケースもありますし、ご神木と呼ばれる樹木の
あるケースもあります。神社ではそれほど森や木々を大切にしている
のです。

ここで二つの疑問が生じます。
一つは、神社は天皇を神として祀っているのに、なぜ鎮守の森を
大切にしてきたのか。神としての天皇と鎮守の森とは何か関係が
あるのかということ。

もう一つは、最近の神社ではこの森の木を伐採したり、落ち葉をきれい
に掃いて、森の循環を断ち切ってしまったりするケースが見られます。
神社は森を大切にしてきたのに、なぜ大切にしなくなってきてしまった
のかということです。

その疑問を解くために、神社と鎮守の森について調べ始めたところ、
千葉県にある桜木神社という神社を見つけました。
桜木神社さんでは、「鎮守の森の保全にご理解とご協力を」と呼び
かけているのです。
ゴールデンウィーク中にこの桜木神社さんを訪ねましたので、次回の
「日本人と神社と自然」ではその時にお聞きしたお話をまとめます。

つづく・・・。