よっちんのフォト日記

旅先や日常で感じたことを
写真と文章で綴ってみたい。
そう思ってブログを始めてみました。

北前船で賑わった港町-岡山県倉敷市:下津井

2025年01月24日 | 岡山
Shimotsui, Kurashiki City, Okayama Pref.

さてさて、岡山県倉敷市下津井を訪れたワタクシなのですが、
まずは「むかし下津井回船問屋」を訪れました


むかし下津井回船問屋は、明治時代の回船問屋の建物を復元した資料館です。
母屋など当時の商家の様子がうかがえるほか、下津井にまつわる資料が展示されていました


江戸時代から明治代にかけて、北海道から日本海や瀬戸内海を通り大阪まで海産物や塩などを運搬し貿易をしていたのが北前船です。
下津井は北前船が瀬戸内海の狭い海峡を通過するために、潮待ち、風待ちをした寄港地として町が栄えました


また対岸の讃岐国(今の香川県)にある金比羅参りの渡し場としても賑わったんです。
北前船のことは以前から知っていましたが、金毘羅参りの渡し場だったということは今回初めて知りました。
旅に出て、その土地の資料館を訪れると初めて知ることがよくあるんですよ


今の下津井港です。かつての賑わいが嘘のような、静かに佇む漁港です。向こうに見えるのはもちろん瀬戸大橋ですね


下津井はタコの水揚げが多いことで知られています。関西では「タコといえば明石」なのですが、
岡山あたりでは「タコといえば下津井」なのでしょう


下津井の町の東に観音寺というお寺がありました。高台に位置しているので、展望がいいだろうなと思ったんです。
思ったらすぐに行動に移します。石段をスタスタと登っていくのでありました


境内からは瀬戸大橋と瀬戸の島々を望むことが出来ました。瀬戸の海はいつも穏やかで、この日も優しい姿を見せてくれました。
ワタクシが子どもだった時、小柳ルミ子が歌う「瀬戸の花嫁」という歌がありました。
「瀬戸は日暮れて 夕波小波 あなたの島へ お嫁にゆくの」「岬まわるの 小さな船が 生れた島が 遠くになるわ」なんて歌詞は、
瀬戸内海の風景を見事に表現しているなぁと思いますわ


ではでは、下津井の町の散策を続けていくとしいましょう。ワタクシ、こういう町が大好きなんです

使用したカメラ:FUJIFILM X-T30


中国地方は中国山地を境目にして、北側の鳥取県、島根県、山口県北部を山陰地方。
南側の岡山県、広島県、山口県南部を山陽地方という言い方をしますね。
山陽の「陽」はもともと中国語で「山の南側」を意味する漢字で、 山陰も同様に「陰」が「山の北側」を表す漢字なんです。
晴天日の多い岡山や広島には、「山陽」という言葉が相応しい気がします。



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