Niikawa Tagomori, Ukiha City, Fukuoka Pref.
さてさて、家人の実家で過ごしたGWでしたが、最終日の5月5日となりました。この日の夕方のフェリーで大阪に帰るので、
日田の実家を昼過ぎには出発せねばなりません。ということは、昼まではまだ行動する時間があるということですな。
この日、ワタクシは6時に日田を出発し、福岡県うきは市の新川田篭(にいかわ・たごもり)へ向かいました。
新川田篭地区というのは、うきは市の山間部、隈上川に沿って新川地区の本村(もとむら)、分田(ぶんだ)、
および田篭(たごもり)地区の馬場、日森園(ひもりぞの)、美住(びじゅう)、中村、注連原(しめばる)の計7集落、
総延長約5.8キロメートルにも渡る隈上川両岸の範囲が国の重要伝統的建造物群保存地区に選定されているんです。
午前7時、新川地区に到着しました。一般的に重要伝統的建造物群保存地区というと
歴史を感じる古民家がズラッと並んだ街並みを連想しますが、ここでは石垣で階段状に築かれた棚田が連なり、
茅葺屋根の主屋を始めとする江戸時代から昭和初期にかけての家屋が並ぶ集落が続くといった、
日本の原風景ともいえる山村光景が広がっています。
重要伝統的建造物群保存地区というのは年々数が増えており、現在全国に118ヶ所ありまして、ワタクシ、数えてみると今までに
50カ所を訪ねていました。今回が51カ所目の訪問ということになるんですな。
ちなみに重要伝統的建造物群保存地区が無い都道府県というのが3つありまして、東京都、神奈川県、熊本県なんですよ。
東京と神奈川は「そうやろなぁ」という気がしますが、熊本県はちょっと意外な気がします。
およそ観光客が来るような場所ではありません。こういうところを歩いていると、一歩間違うと不審者と間違われてしまいます。
ワタクシは常に笑みをたたえ、すれ違う人がいたら「おはようございます」と爽やかに挨拶をし、
「私は怪しい者ではありません」というオーラを全身から出すようにしています。
都会育ちのワタクシは田植えの経験も無く、畑仕事もほとんどしたことがありません。
なのにこういう光景を見ると懐かしさを感じるのは、身体の中に農耕民族のDNAがあるからでしょうか。
茅葺き屋根の民家もありました。当然ながらこの地域も少子高齢化、過疎化が進んでいますが、
空き家は少ないようでした。ただ、いつまでこの地域の集落が存在するのかは疑問です。
人口の50%以上が65歳以上の高齢者になり、社会的共同生活や集落の維持が困難になりつつある集落を限界集落と言います。
2015年時点で限界集落は17存在し、2040年にはその10倍の169に増加すると予想されています。
限界集落予備群も合わせれば2040年にはおよそ400の自治体において社会的共同生活の維持が難しくなるそうです。
最早、少子高齢化に歯止めをかける事は不可能なのですかねぇ。
見事な野面積みの石垣です。このあたりは江戸時代に久留米藩によって開墾が進められたそうですので、
石垣も江戸時代に築かれた者なんでしょうね。ではでは、新川田篭地区をさらに奥に向かって行きましょうか。
使用したカメラ:1、3、4、6枚目はFUJIFILM X-T1、他はFUJIFILM X-Pro2
「最後の日くらいは、家でのんびりしたら?」と家人に言われたのですが、私はジッと出来ません。
九州には見たい場所、行きたい場所がいっぱいあるんですよ。
老後は九州で暮らすのもいいなぁ…なんてことを思ったりもします。
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さてさて、家人の実家で過ごしたGWでしたが、最終日の5月5日となりました。この日の夕方のフェリーで大阪に帰るので、
日田の実家を昼過ぎには出発せねばなりません。ということは、昼まではまだ行動する時間があるということですな。
この日、ワタクシは6時に日田を出発し、福岡県うきは市の新川田篭(にいかわ・たごもり)へ向かいました。
新川田篭地区というのは、うきは市の山間部、隈上川に沿って新川地区の本村(もとむら)、分田(ぶんだ)、
および田篭(たごもり)地区の馬場、日森園(ひもりぞの)、美住(びじゅう)、中村、注連原(しめばる)の計7集落、
総延長約5.8キロメートルにも渡る隈上川両岸の範囲が国の重要伝統的建造物群保存地区に選定されているんです。
午前7時、新川地区に到着しました。一般的に重要伝統的建造物群保存地区というと
歴史を感じる古民家がズラッと並んだ街並みを連想しますが、ここでは石垣で階段状に築かれた棚田が連なり、
茅葺屋根の主屋を始めとする江戸時代から昭和初期にかけての家屋が並ぶ集落が続くといった、
日本の原風景ともいえる山村光景が広がっています。
重要伝統的建造物群保存地区というのは年々数が増えており、現在全国に118ヶ所ありまして、ワタクシ、数えてみると今までに
50カ所を訪ねていました。今回が51カ所目の訪問ということになるんですな。
ちなみに重要伝統的建造物群保存地区が無い都道府県というのが3つありまして、東京都、神奈川県、熊本県なんですよ。
東京と神奈川は「そうやろなぁ」という気がしますが、熊本県はちょっと意外な気がします。
およそ観光客が来るような場所ではありません。こういうところを歩いていると、一歩間違うと不審者と間違われてしまいます。
ワタクシは常に笑みをたたえ、すれ違う人がいたら「おはようございます」と爽やかに挨拶をし、
「私は怪しい者ではありません」というオーラを全身から出すようにしています。
都会育ちのワタクシは田植えの経験も無く、畑仕事もほとんどしたことがありません。
なのにこういう光景を見ると懐かしさを感じるのは、身体の中に農耕民族のDNAがあるからでしょうか。
茅葺き屋根の民家もありました。当然ながらこの地域も少子高齢化、過疎化が進んでいますが、
空き家は少ないようでした。ただ、いつまでこの地域の集落が存在するのかは疑問です。
人口の50%以上が65歳以上の高齢者になり、社会的共同生活や集落の維持が困難になりつつある集落を限界集落と言います。
2015年時点で限界集落は17存在し、2040年にはその10倍の169に増加すると予想されています。
限界集落予備群も合わせれば2040年にはおよそ400の自治体において社会的共同生活の維持が難しくなるそうです。
最早、少子高齢化に歯止めをかける事は不可能なのですかねぇ。
見事な野面積みの石垣です。このあたりは江戸時代に久留米藩によって開墾が進められたそうですので、
石垣も江戸時代に築かれた者なんでしょうね。ではでは、新川田篭地区をさらに奥に向かって行きましょうか。
使用したカメラ:1、3、4、6枚目はFUJIFILM X-T1、他はFUJIFILM X-Pro2
「最後の日くらいは、家でのんびりしたら?」と家人に言われたのですが、私はジッと出来ません。
九州には見たい場所、行きたい場所がいっぱいあるんですよ。
老後は九州で暮らすのもいいなぁ…なんてことを思ったりもします。
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行動する前後に片ずけや料理や家事なども済ませてから行動したり
帰宅してから片付けや準備をしてるのででょうか?
いつも行動派で感心です
私も行動派だったので早朝から夜遅くまで
遊びと家事に動き回ってたので
元気になったら同じ生活に戻りたいなと
夢見てます。
応援!
九州はいいですよね。家でゆっくりしたいという奥さんの気持ちもわかりますし、あれこれ行きたいと言うよっちんさんの気持ちもわかります。悩ましいですよね。
いいところですね
だんだんと生活するのに難しくも
なるのでしょうね
これから定年後のことを考えるのも
いいですねぇ
ぽち!!
のんびりしたらと言う奥様の言うこともわかります
じっとしていられないよっちんさんの言うことも分かります(笑)
好奇心旺盛ですものね!
応援ポチ!
到底真似できません。
さすがです。
茅葺屋根のお宅もありますね。
で、石垣が見事です~。
これからの事は分かりませんが、人が住まわれて、
大事に保存されてるのは、いいですね♪
凸
外から来て見る分については、ゆったりとした時間の流れを感じる良い所と思うのですが、限界集落のつらさは相当な物らしいですね。
これはなかなか読めませんね。
古民家もですが確かに石垣が素晴らしいですね。
☆
凄いですね。
素晴らしいです!
野面積みの石垣もまた絵になりますね!
応援☆
重要伝統的建造物群保存地区
を意識して歩くようになりましたが
ここはまた一味違った所ですね
まだまだ日本には素敵な所が
たくさんありますね。
九州には見たい場所、行きたい場所がいっぱいあるんですよ。」
流石ですね
元気はつらつよっちんさん
に1000点
ポチ!