英国への憧憬-大阪府泉南市：花咲きファーム

Hanasaki Farm , Sennan City, Osaka Pref.

さてさて、大阪府泉南市の泉南市農業公園「花咲きファーム」にあるイングリッシュガーデンを
ワタクシは興味深く散策していたのでありました。


考えてみれば、英国という国は私にとって、子供の頃から興味深いというか、憧れを感じる国だったんですよ。


英国に最初に興味を持ったのは、小学校の時でした。学校で図書の時間に私はシャーロック・ホームズの一連の作品を
貪るように読んだんですよ。シャーロック・ホームズの舞台になっているのは19世紀末のロンドンですから、
時代は随分と昔の話です。でも、小説に登場してくるテムズ川の描写や、不気味なアヘン窟の様子、ロンドンのダウンタウンの風景を
子供ながらに頭の中で想像していたのだと思います。


次の英国への憧憬は音楽からでした。中学校1年生の時にビートルズを聞き、衝撃を受けたんですよ。
そこからザ・ローリング・ストーンズ、デビッド・ボウイ、ピンク・フロイド、キング・クリムゾン、
セックス・ピストルズ、オアシス等々、英国のロック音楽はワタクシの生活の中心にありました。


高校生の時に、アラン・シリトーという作家の小説が大好きでよく読みました。
日本では「長距離走者の孤独」という作品が一番有名だと思います。
労働者階級に生まれ、反体制を訴えるシリトーの作品は、高校生のワタクシの心に響いたものでした。


好きだった歌の歌詞に出てくる場所へ、好きだった小説の舞台となった場所へいつか訪ねてみたい。
そんな思いが募る国が英国なんですよ。


ワタクシが中学生の時、井上陽水が「ロンドン急行」という歌を歌いました。

♫あこがれのロンドン急行 ブルーの色に白帯かけて 山を越え 丘を越え 谷をぬけて行く
おみやげを買うこともない 夢でみたのか 窓辺の景色 想い出をこわせない イングランドの空
あこがれの ロン ロン ロン ロン ロンドン急行 ロン ロン ロン ロン ロンドン急行

忘れじの「抱きしめたい」の唄 口笛の出ない音のため あこがれのロンドン急行 汽笛を鳴らしておくれ
異国の町を両脇にして 旅の終りに向って走れ やさしさをただよわせ 旅の終りと向かえ
恋人よ 行く先は着いた時に知らせる あこがれの ロン ロン ロン ロン ロンドン急行 ロン ロン ロン ロン ロンドン急行 ♫


この歌のように列車に乗って英国を旅してみたいです。ロンドンから行き先はもちろんリバプールへ。


そして、最後はロンドンでアビーロードの横断歩道を渡る写真を撮ってもらうのです。この写真のように。


使用したカメラ：1、3、6枚目はFUJIFILM X-T1、他はFUJIFILM X-Pro2（９枚目は除く）


今はインターネットが普及し、外国の情報もリアルタイムで知ることが出来ますが、
私が子供だった頃は外国に関して知識を得る機会というのは限られていました。
私にとって1970年の大阪万博は、外国に対する興味や関心を高める大きなきっかけだったように思います。


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