地元の方々が集う食堂-三重県志摩市：「ふじみや」

“Fujimiya”, Shima City, Mie Pref.

さてさて、安乗漁港を後にしたワタクシ達は「腹減ったなぁ」「適当な店があったら昼飯にしようや」と言いながら、
次の目的地に向かって車を走らせていました。すると、素晴らしい光景に出逢いました。


車窓に見事な砂浜の海岸が見えたので、車を停めて砂浜に下りて行きました。
ちょうど干潮の時間帯だったので、砂浜が海に向かって広くなていました。


ここは国府白浜という海岸でした。夏は海水浴場として、またサーフィンでも賑わう場所なのだと後で知りました。


青い空、青い海、白い砂浜…いい光景に出会うことが出来ました。


国道167号線をしばらく走ると、およそ「おしゃれ」「可愛い」とは全く無縁な食堂がありました。
「ふじみや」という地元密着型の味わい深い食堂です。ワタクシ、こういう食堂も嫌いじゃないんですよ。
相棒さんが「一度も伊勢うどんを食べたことがないので、伊勢うどん食べたいなぁ」と言っていたのですが、
店の外に貼ってあったメニューに「伊勢うどん」があるので、このお店で昼食にすることに決めました。


店内もこんな感じで「オシャレ感」は全くありませんが、「昭和感」「地元感」は満載ですな。
ワタクシ達の近くのテーブルでは、仕事を終えた漁師さん達が焼酎やビールを飲みながら食事をしておりました。


どーですか。これが「伊勢うどん」です。伊勢うどんは通常のうどんの2倍近くある太くてもっちりとした麺の食感が特徴です。
またつゆは、たまり醤油をベースとしていて、見た目は非常に濃いのですが外見ほどは塩辛くはありません。


うどんは日本全国どこでも食べられていますが、うどんも地域によって千差万別。食文化は興味深いですねぇ。


「もう一品食べよう」ということで、「アジフライ」もいただきました。
うどんもアジフライも美味しかったですし、値段も安かったんですよ。
そして、オッチャンとオバチャンも感じのいいご夫婦で、こういうお店だから地元の人に愛されるんだろうなと思いましたわ。

「ふじみや」…三重県志摩市阿児町鵜方1284

使用したカメラ：FUJIFILM X-Pro2


旅先では「食事」も旅の楽しみの一つですが、この「ふじみや」のような地元の方々が集まるお店に行くのも楽しいんです。
こういうお店に行っていつも思うのは、地元の人に愛されて長く営業を続けているお店ってちゃんと理由があるんですよね。
このお店は「美味い」「安い」「オッチャン、オバチャンの人柄がいい」というのが理由ですね。


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