春を感じて-兵庫県南あわじ市：灘黒岩水仙郷

Nada Kuroiwa Narcissus Volost, Minami Awaji City, Hyogo Pref.

さてさて、先週の土曜日なのですが、ワタクシは相棒の「恐怖の雨男さん転じて、今では晴れ男さん」と、
見頃になった水仙を見ようと、兵庫県南あわじ市の灘黒岩水仙郷に向かいました。


灘黒岩水仙郷の開園時間が9時だということなので、自宅を6時半に出発。現地には8時55分に到着しました。
このあたりの時間配分はいつもながら完璧です。ワタクシ達の前に数台の車が来ていまして、
ちょうどワタクシ達が着くと同時に駐車場を開けてくれました。


淡路島の南に位置する灘黒岩水仙郷ですが、海に面した急傾斜７ヘクタールにわたって
５００万本もの野生の水仙が咲くんですよ。ワタクシはここを訪れるのは三度目になりますが、
何度来ても素晴らしい場所だなぁと思います。


向こうに見えるのは沼島という小島です。沼島には人が暮らしていて、質のいい鯛、鱧が水揚げされることで
関西ではその名前がよく知られているんですよ。


この日は冬型の気圧配置で、近畿は北部が雪、中部は曇り、南部は晴れという予報でした。
このあたりはちょうど近畿中部と南部の境目になるのですが、天気は晴れたり曇ったりでした。
青空が見え日差しが射してくると、水仙の美しさが増すような気がします。


灘黒岩水仙郷は淡路国が徳島藩の領地であった1820年代に、近隣の住民が海岸に漂着した球根を植えたのが
その始まりだということです。約200年の歴史を持つのはちょっとビックリです。


水仙の英名(学名もですが)はNarcissus。もちろんその名前はギリシャ神話に登場する美少年ナルキッソスに由来します。
ワタクシはナルシストとは対極の位置にいるような人物ですが、このギリシャ神話はなかなか面白いですな。


この日は最近買った16mmf1.4と35mmｆ1.4、60mmf2.4マクロの単焦点レンズと、
18-135mmのズームレンズを持って撮影に出向きました。
この写真は16mmレンズで撮影したのですが、このレンズは最短撮影距離が15cmと被写体にグッと寄れるんです。
これからまた活躍してくれそうなレンズなんですよ。


厳しい寒さの中で、梅の花がほころんでいました。まだまだ寒いのですが、春の気配を感じることが出来ました。
春はゆっくりですが、着実に近づいているんですねぇ。

灘黒岩水仙郷…兵庫県南あわじ市灘黒岩２

使用したカメラ：2,3,4,7枚目はFUJIFILM X-T1、他はFUJIFILM X-Pro2


今年の一月は本当に寒さが厳しく、例年にない寒い寒い一か月だった気がします。
そんな中、水仙が見頃を迎え、梅の花がほころび始めていました。
「春遠からじ」という言葉を、全身で感じた一日でした。


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