昨年12月16日に厚木基地所属の米軍ヘリコプターが、三浦市に墜落した事故の報告書(概要)が6月26日に南関東防衛局から綾瀬市に届けられました。
国は不時着事故調査としていますが横転大破の表現が適切と思います。
届いた文面は、平成25年12月に神奈川県三浦市において発生した米海軍第5空母航空団所属MHー60ヘリ不時着・横転に係る事故調査報告書(概要)について、本日(6月26)日,米側から日本側に対し、本件事故に係る事故調査報告書(概要)別紙のとおり提供されましたので、お知らせします。(第12海上戦闘ヘリコプター飛行隊事故調査、図面等3枚あり)
事故調査の結果、事故原因、インボード・リテンション・プレート(テールロータ-の内側の留め金板)の取り付けが正確に行なわれなかつたこと、また、整備状況が適切に記録されていなかったという人為的ミス。再発防止策、整備手順やパイロット及び搭乗員の訓練要領の修正等を行うとともに、同機所属部隊の司令官及び整備責任者を全て交代させた。
整備状況が航空機整備データベースに適切に記録されていなかった(つまり、本事故は人為的ミスによるものであった)
事故以降、HSC-12の司令官、整備士官、整備資材管理士官及びメンテナンス最先任上級上等兵曹が総交代となったと記載されています。
これまで厚木基地から飛行する機体の事故が続出しています。私も含めた日本共産党議員団は再発防止と事故原因の公表を、米軍と日本政府に繰り返し訴えて来ました。
留め金具の取り付けの問題に、公表するまで半年以上も時間が使う米軍に意見を言いたい。 もっと原因が複雑な事故が起きたら調査が遅れ、同じような事故が発生する事が危惧されます。