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「海事産業の基盤強化のための海上運送法等の一部を改正する法律案」を閣議決定

2021-07-22 18:14:07 | 日記

「海事産業の基盤強化のための海上運送法等の一部を改正する法律案」を閣議決定

令和3年2月5日

造船・海運分野の競争力強化、船員の働き方改革・内航海運の生産性向上等による海事産業全体の基盤強化を図る 「海事産業の基盤強化のための海上運送法等の一部を改正する法律案」が、本日閣議決定されました。

1.背景
我が国海事産業を構成する海運、造船、担い手である船員のそれぞれの分野は、様々な課題に直面しています。


●造船・海運 


 我が国造船業が今後も地域の経済・雇用や我が国の安全保障に貢献し、船舶を安定的に供給できる体制を確保するため、生産性向上や事業再編を通じた事業基盤の強化が必要です。


併せて熾烈な国際競争にさらされている海運業において新造船発注を喚起する環境整備が必要です。


●船員・内航海運


 特に内航船員は高齢化が顕著で、若手船員の定着が課題であり、船員の働き方改革を進め、人材を持続的に確保できる環境整備が必要となっています。

併せて、その大半が中小事業者である内航海運業の経営力向上を図るため、取引環境の改善・生産性向上を促す必要があります。

2.概要


[1]造船・海運分野の競争力強化等


 ・事業基盤強化に関する計画認定制度の創設《造船法一部改正》
 ・低環境負荷で高品質な船舶導入に関する計画認定制度の創設《海上運送法一部改正》
 ・外国法人等のクルーズ事業者等に対する報告徴収規定の創設《海上運送法一部改正》

[2]船員の働き方改革・内航海運の生産性向上等


 
(1)船員の労務管理の適正化


  ・船員の使用者による労務管理責任者の選任、労務管理責任者の下での船員の労働時間等の管理、労働時間等に応じた適切な措置の実施等《船員法一部改正》
  ・船員派遣の場合の派遣先での適切な労務管理の実施《船員職業安定法一部改正》


 (2)内航海運の取引環境の改善・生産性向上等


  ・内航海運業に係る契約の書面交付義務、荷主に対する勧告・公表制度の創設、船舶管理業の登録制度の創設等《内航海運業法一部改正》
  ・エンジン等の遠隔監視を活用した検査簡素化制度の創設《船舶安全法一部改正》

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中韓勢の低価格攻勢で苦境、「造船ニッポン」復権へ好機

2021-07-22 17:52:34 | 日記

中韓勢の低価格攻勢で苦境、「造船ニッポン」復権へ好機

7/14(水) 16:20配信

ニュースイッチ

海事産業強化法、契機に

 

日本の造船が再び元気になる日はいつか…

(世界最大級のコンテナ船「MSC Isabella」=横浜港南本牧ふ頭)

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国内の造船・海運業への財政支援を柱とする海事産業強化法が成立した。

中国、韓国の低船価攻勢で苦境にあえぐわが国造船業が国際競争力を取り戻す好機だ。

足元は国際海事機関(IMO)の環境規制強化、世界的な脱炭素の潮流で環境に優しい新造船の発注が相次ぐ。

受注環境が好転する一方、競争力を失った造船所が商船事業から撤退するなど地域経済に明るさは戻っていない。

造船技能者1万人割れの衝撃 「造船市況は必ず回復するものと確信している」。

6月半ば、日本造船工業会の新会長に就任した宮永俊一会長(三菱重工業会長)は造船業界の先行きをこう見通した。

世界経済の回復に伴う海上荷動きの増加、老朽船舶の代替、液化天然ガス(LNG)燃料船などの発注増が背景だ。

海事産業強化法は造船会社が事業再編や環境対応技術の開発などを盛り込んだ事業計画書を作成し、国土交通大臣が認定すれば、補助金や低利融資、税制優遇といった支援が受けられる。

安定的な船舶供給の確保が狙いで、同法により国内の船舶建造量を2025年に1800万総トン(15―19年の平均は1400万総トン)に引き上げる。

さらに計画認定の造船会社が製造した船舶を購入した海運企業に対して財政支援し、「海運業の新造船発注を喚起する」(国交省関係者)。

造船関係者も「造船、海運を一体にした異例の政策パッケージで効果的だ」と期待を寄せる。

近年の造船業界は厳しい状況が続いてきた。

需給ギャップが解消されず、発注は伸び悩み、低船価に苦しんだ。

19年の世界新造船受注量は18年の4分の3にとどまり、コロナ禍の20年1―7月は平均で前年水準の半分に落ち込んだ。

公的支援を受ける中国、韓国に対し、日本の造船所はほぼ受注できず、20年8月末には手持ち工事量が危険水域の2年を大きく下回る1・05年分に減少。

中国とは2割程度、韓国とは1割程度の船価の差があったとみられる。

時を同じくして日本では業界再編が本格化。

国内造船首位の今治造船(愛媛県今治市)とジャパンマリンユナイテッド(JMU、横浜市西区)が、三井E&S造船(東京都中央区)と常石造船(広島県福山市)が、資本業務提携に踏み込んだ。

三井E&S造船は三菱重工に艦艇・官公庁船事業を譲渡する。

国内造船事業から実質的に手を引く方針を固めた。

宮永新会長が選任された6月の日本造船工業会の総会・理事会。

三井E&Sホールディングスが副会長職を外れた。旧三井造船時代を含め、大手の一角として会長職を輪番で務めてきた名門で、造船業界が新たなステージに入ったことを映す。

海事産業強化法と環境規制を追い風に日本は力強い復活を遂げられるのか―。

1月に発足した今治造船とJMUによる営業・設計の共同出資会社「日本シップヤード(NSY)」。

日本に造船を残すとの思いが社名に込められている。

2社の造船所を活用し、大量隻数のロット発注に応える。 両社はNSY設立以前からコンソーシアムで大型受注に対応し20年末に邦船3社のコンテナ船事業統合会社「オーシャン・ネットワーク・エクスプレス」が発注する世界最大級の2万4000個積みコンテナ船6隻の造船所に選ばれた。

6月には日本郵船によるLNGを主燃料とする自動車専用船12隻(積載台数約6800―7000台規模)の新造プロジェクトを勝ち取る。

新来島どっく(東京都千代田区)と分け合う形でNSYが6隻を手がける。

さらに受注機会は広がる。

商船三井は30年までにLNG燃料船約90隻の導入を計画。

これとは別に35年までに合成メタンやアンモニア、水素燃料を用いて二酸化炭素(CO2)を排出しないネット・ゼロエミッション外航船を約110隻規模まで拡大する。

総投資額は約1兆6000億円を見込む。

北米向け中国雑品の輸出拡大などで世界的に鮮明になっている船舶不足、海上運賃の高騰などを背景に、

新造船の受注環境は好転するが、JMUの千葉光太郎社長は「性急に受注に走るのではなく、5年後を見据え確固たる収益構造を作らねばならない」と襟を正す。

鋼材高など懸念材料も浮上。

日本製鉄は厚板の価格改定に乗り出した。

国内の店売り向けなどで、7月引き受け分からトン当たり1万5000円引き上げる。

造船などのひも付きでも、個別に値上げ交渉する見通し。

値上げは鉄鉱石など主原料価格の上昇や、市況の状況などを勘案した。

「厚板は、これまで造船業界の業績が厳しい上、価格交渉でも抵抗が強く、値上げが遅れていた」と、鉄鋼業界に詳しい証券アナリストは指摘。

海外を中心とする新造船の活況もあり「鉄鋼メーカーと需要家のギャップを埋めるため、値上げが進んでいる」とみる。

韓国ポスコや台湾・中国鋼鉄(CSC)の動きを見ると、アジア圏における厚板の供給は一段とタイト化しそうな展開。

問屋筋、東京製鉄の今村清志常務は「造船および周辺業界からの引き合いの強さは今後も変わらなさそうだ」とみる。

 

苦境の城下町 相次ぐ撤退「耐え忍ぶ時期」

 

造船業は地域経済を支える

業界に明るさは戻ってきたが、地域経済には温度差がある。

業界再編の狭間で商船建造から撤退する動きが相次ぐためだ。

三井E&S造船玉野艦船工場が立地する企業城下町、岡山県玉野市。

岡山県は1月、南部の567社へアンケートを実施。回答企業の7割が三井E&S関連の仕事をしており、うち6割が「今後の売上高が減少する」と回答した。

機械加工など28社が加盟する玉原鉄工業協同組合(岡山県玉野市)の藤原一師理事長は「先が見えず、各社とも不安を抱えている」と説明。

三井E&Sの艦艇部門は三菱重工が引き継ぐが「地元への発注を継続してくれるか心配」(地元企業)との声が漏れる。

藤原理事長は「海に囲まれた日本で造船は必須の産業。

国は競争力強化に本腰を入れてほしい」と訴える。

5月末、最後の新造船を引き渡したJMU舞鶴事業所(京都府舞鶴市)。

地元の財界関係者は「年平均5―6隻の受注がなくなり、影響は大きい」と表情を曇らせる。

関連事業者は今後も継続する艦艇修理や発電所の仕事など営業努力を続ける。

JMUの千葉社長は「最低限の雇用を維持しながら建造することは大切だ」と、地域経済への影響に目を配る。

造船業が根付く長崎県。2月、名村造船所グループ傘下の佐世保重工業(佐世保市)が新造船建造休止を発表。

最終船は22年1月に完成する。県の雇用労働対策課は、長崎労働局、佐世保商工会議所などと連携し雇用対策会議を発足。

対応を急ぐ。

3月には三菱重工が長崎造船所香焼工場(長崎市香焼町)の新造船エリアを大島造船所(長崎県西海市)に譲渡する契約を締結。

県の企業振興課は「耐え忍ぶ時期が続く。

地元のサプライチェーン(供給網)を支えていくことが必要」と力を込める。

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韓国の造船会社、受注好況にも800億円以上の赤字…その理由は

2021-07-22 17:37:33 | 日記

韓国の造船会社、受注好況にも800億円以上の赤字…その理由は

7/22(木) 8:39配信

 

韓国造船海洋、第2四半期の営業損失860億円 厚板価格の引き上げによる費用増加を繰り上げ反映 鉄鋼業界は「低価格受注が原因」と指摘

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現代重工業造船所=韓国造船海洋提供

 「(第2四半期の実績に)いくつか問題がありますので、予め申し上げます」  韓国造船海洋のソン・ギジョン常務(IR担当)は21日午後開かれた自社のオンライン実績発表会で、重い口を開いた。

 

現代重工業グループの造船3社を支配する中間持株会社の韓国造船海洋が、今年第2四半期だけで9千億ウォン台の営業赤字を出したと、投資家らに電撃公開した直後のことだ。

 造船業界は造船に使う鉄板価格の高騰で赤字は避けられないと訴えているが、鉄鋼業界は赤字受注が原因なのに鉄板価格のせいにしていると主張している。

 同日、韓国造船海洋が公開した今年第2四半期の営業損失は8973億ウォン(約860億円)で、昨年第2四半期に比べて大幅な赤字に転じた。

 

現代重工業や現代三湖重工業、現代尾浦造船など子会社が4~6月の3カ月間、一斉に数千億ウォン台の赤字を記録した影響だ。

 

 これは市場の予想をはるかに上回る規模だ。当初、証券業界は、韓国造船海洋の第2四半期の営業赤字が400億ウォン(約38億円)程度にとどまるだろうと見込んでいた。

 

ソン常務は「商船部門の収益性が良くなっていたのに、鋼材価格が急に引き上げられ、こうした事態が発生した」と強調した。

 

 韓国造船海洋は最近、船舶建造に使う厚板(厚い鉄板)の価格が高騰し、今後の予想費用の増加分である8960億ウォンを、第2四半期に繰り上げて反映したと説明した。

 

第2四半期の赤字のほとんどが鉄板原価上昇のために発生したという意味だ。

 

 船舶受注から建造まで2~3年を要する造船会社は、船舶の建造進行状況に合わせて売上高などの実績を一定期間に分けて会計に反映する。

 

もしも最初の受注当時推定した工事原価が途中で増えれば、これを追加費用として上乗せしなければならない。

 

 韓国造船海洋は、ポスコなど主要鉄鋼メーカーと厚板の価格を交渉中だが、供給価格が現在の1トン当たり70万ウォン(約6万7千円)台から100万~115万ウォン(約9万5千~約11万円)ウォンまで上がると見て、今後の原価増加額を前もって費用として会計処理した。

 

 大宇造船海洋やサムスン重工業など、まだ第2四半期の実績を発表していない他の造船会社も同じ悩みを抱えている。

 

最近、世界的な景気回復の影響を受け、コンテナ船などの船舶発注が大幅に増えて受注好況を迎えているが、当の造船会社は急激なコスト上昇で、大規模な赤字を懸念している。

 

大宇造船海洋やサムスン重工業は、今年第1四半期もそれぞれ2129億ウォン(約200億円)と5068億ウォン(約480億円)の営業赤字を記録した。

 

 一方、鉄鋼業界は造船業界のこのような説明に反発している。

 

ある大手鉄鋼メーカーの関係者は「そもそも造船会社が原材料価格の変動可能性を考慮せず、低価格で受注したのが原因なのに、今になって鉄鋼会社のせいにしている」と指摘した。

 鉄鋼メーカーは2008年の世界金融危機以降、造船業が長期不況に陥っている間、供給価格の引き上げを控えるなど、苦しみを分かち合ってきたと説明した。

今も造船業界には他の業界に比べて厚板を1トン当たり50万ウォン(約4万8千円)以上安く供給しているが、鉄鉱石など原料価格が急騰したため、今は値上げが避けられないという立場だ。

 鉄鋼業界の関係者は「最近、厚板事業部の社員らはほかの事業部に比べ収益が高くないため、成果給を受け取れないとして、不満を抱いている」とし、「過去、韓国の鉄鋼業界が日本や中国産の輸入などで困難に直面していた時は主導権を握って価格を抑えた造船各社が、いざ立場が逆転すると私たちを悪者にするのは納得がいかない」と述べた。

 同日、韓国造船海洋の株価は前営業日より4.49%(5500ウォン)高の1株=12万8千ウォン(約1万2千円)で取引を終えた。

大信証券のイ・ドンホン研究委員は本紙との電話インタビューで「厚板の価格引き上げによる損失はすでに予告された悪材料だったため、投資家は不確実性が解消されたと判断したようだ」とし、「ただ、厚板以外の船舶原材料価格も上昇する傾向にあり、下半期にも大きな利益を期待するのは難しいだろう」と見通した。