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財政審、介護の利用者負担引き上げを重ねて要請 会長代理「経過措置を入れつつ実現を」

2022-11-10 18:28:50 | 日記
2022年11月7日

財政審、介護の利用者負担引き上げを重ねて要請 会長代理「経過措置を入れつつ実現を」


《 財政審・財政制度分科会 7日 》

財務省は7日、財政健全化の方策を話し合う審議会(財政制度等審議会・財政制度分科会)を開催した。

今後の社会保障制度の改革を取り上げ、次の2024年度の介護保険改正も俎上に載せた。


現行で多くの高齢者が1割となっている介護サービスの利用者負担について、原則2割とすること、または2割・3割の対象者(*)を拡大することを提言。

「早急に結論を得るべく検討を」と要請した。

右肩上がりの介護費を抑制し、制度の持続可能性を高めていく狙いがある。

* 2割・3割の対象者

2割:「年金収入+その他の合計所得金額」が、単身世帯なら280万円以上、複数世帯なら計346万円以上のケースなど。

3割:「年金収入+その他の合計所得金額」が、単身世帯なら340万円以上、複数世帯なら計463万円以上のケースなど。

増田寛也会長代理(日本郵政取締役兼代表執行役社長)は会合後の会見で、後期高齢者医療制度の自己負担割合の基準(*)を念頭に、「介護も医療と同様の方向へ持っていくべきではないか」と発言。

物価高騰なども含めた昨今の状況を踏まえ、「(利用者負担の引き上げとあわせて)経過措置を働かせることもしっかり考えていく必要がある」との見解を表明した。

* 自己負担割合の基準

75歳以上の後期高齢者医療制度では今年10月から、次の基準に該当する人の自己負担が1割から2割へ引き上げられた。

「年金収入+その他の合計所得金額」が、単身世帯なら200万円以上、複数世帯なら計320万円以上のケースなど。

介護サービスの利用者負担は現在、個々の経済状況に応じて1割から3割。

利用者全体の92%は1割で、2割は5%、3割は4%にとどめられている。

次の2024年度改正で、2割、3割の対象者を広げるかどうかが焦点。

この日の財政審では、高齢者の急増と現役世代の急減が同時に進む今後の制度の持続可能性を懸念する声が相次ぎ、複数の委員が介護保険も後期高齢者医療制度の基準に合わせるべき(*)と主張した。

政府は年内に大枠の方針を固める予定。

*【再掲】各制度の2割負担、3割負担の対象者

・介護2割

「年金収入+その他の合計所得金額」が、単身世帯なら280万円以上、複数世帯なら計346万円以上のケースなど。

・介護3割
「年金収入+その他の合計所得金額」が、単身世帯なら340万円以上、複数世帯なら計463万円以上のケースなど。

・後期高齢者医療制度2割

「年金収入+その他の合計所得金額」が、単身世帯なら200万円以上、複数世帯なら計320万円以上のケースなど。


介護保険料、高所得者引き上げ検討 1割負担は維持へ

2022-11-10 18:12:26 | 日記
介護保険料、高所得者引き上げ検討 1割負担は維持へ

経済2022年10月26日 20:10 (2022年10月27日 5:09更新) 

厚労省は65歳以上の介護保険料見直しを検討する

厚生労働省は65歳以上で所得が多い人の介護保険料を引き上げる方向で検討に入った。

現在は年間の所得が320万円を超える人の保険料が最も大きくなる仕組みで、さらに高額の所得がある一部の人の保険料を上げる。

一方でサービス利用時の自己負担割合は原則1割で据え置く方向で調整する。

高齢化に伴い介護費は大きく伸び、財源の確保が課題となる。

所得が多い高齢者の保険料引き上げは2024年度改定での実施を目指す。

近く開く社会保障審議会(厚労相の諮問機関)の部会で議論し、今年末までにまとめる。

介護保険制度では現在、サービスにかかる費用のうち原則として1割が利用時の負担になっている。

残り9割のうち半分は国や自治体が拠出し、半分は40歳以上が支払う介護保険料が財源だ。

厚労省は65歳以上が払う「第1号」の保険料の見直しを目指す。

現在は市町村ごとの基準額をもとに、所得に応じて0.30~1.70倍にする9段階の設定になっている。

保険料が最も高い9段階目は、所得が年320万円以上の人が対象だ。

厚労省案では10段階目以上を設定し、倍率を上げる。対象の所得水準や倍率は今後詰める。

22年時点では全国平均の基準額は月6014円。

最も低い第1段階は1804円、最も高い第9段階は1万224円だ。

9段階は国が示す目安で、一部の自治体ではすでに高額所得者に高い保険料を設定している。

一方、サービス利用時の負担額を現行の原則1割から2割に引き上げる案は見送る方向だ。

現在は一定所得以上の人は2割負担となっており、対象の拡大は引き続き検討する。

介護の費用は拡大が続いている。

利用者の自己負担分を除いた介護給付費は20年度に初めて10兆円を超え、制度が始まった00年度に比べて3倍以上に膨らんだ。

人口の高齢化で今後も増える見通しで、保険料やサービス利用時の負担は見直しが求められている。