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一つの事件で警察官2人殉職は1990年以来 幹部「教訓導く必要」

2023-05-26 18:45:47 | 日記
毎日新聞


一つの事件で警察官2人殉職は1990年以来 幹部「教訓導く必要」


記者会見に臨む長野県警の小山巌本部長(手前)ら=長野市で2023年5月26日午後0時1分、宮武祐希撮影© 毎日新聞 提供

 長野県中野市で起きた立てこもり事件のように、一つの事件で警察官2人が殉職する事態は過去30年以上なかった。

1990年11月、沖縄市で暴力団抗争の警戒中だった警察官2人が組員と間違えられて拳銃で射殺された事件以来とみられる。


89年5月には、東京都練馬区の派出所(交番)で警察官2人が元自衛官に刺殺される事件もあった。

 近年にない複数の警察官が殉職する事件を受け、警察幹部からは「極めて重大な事案で、何らかの教訓を導く必要がある」という声が上がる一方、「今回の被害を防ぐのは難しかった」という見方も出ている。

 長野県警によると、事件の一報は「男が女性を刺した」という通報だった。中野署は刃物使用事案と判断。現場に駆けつけ、殺害された警察官2人は防弾チョッキを身に着けていなかった。また目撃者らによると、2人は現場到着直後にパトカーの窓ガラス越しに銃撃されたとみられ、防護は困難だったとみられる。

 ある警察幹部は「銃使用の情報がない時でも常に重い防弾チョッキを着て出動することや、パトカーの窓を全て防弾ガラスにするのは現実的ではない。これまでもやっていることだが、銃使用の可能性がある時は装備をしっかり持っていくことしか対策はないかもしれない」と吐露する。

 警察庁は交番襲撃事件が相次いだ2018年、耐刃防護衣の常時着用などを求める通達を全国の警察に出していた。谷公一・国家公安委員長は26日の閣議後記者会見で「今回の事件を受けた安全確保策については、捜査の結果を踏まえて適切に対応するよう警察を指導したい」と述べた。【松本惇】






68歳、図書館の本を閉じて警備室に…「高齢者が休めない国」1位の韓国

2023-05-26 18:29:32 | 日記
68歳、図書館の本を閉じて警備室に…「高齢者が休めない国」1位の韓国

5/14(日) 6:49配信

66歳以上の雇用率、OECD加盟国で圧倒的1位 不足する老後の準備、不十分な年金が原因


主な先進国の66歳以上の男性の雇用率。2000年と2021年の比較=資料:韓国労働研究院

 京畿道金浦市(キンポシ)に住むLさん(68)は、近所のマンションで警備員として働いている。

ある建設会社の海外支社に長く勤務し、退職後しばらくは図書館で本を読んで過ごした。

しかし、3人の子どもを外国で学ばせるために老後の資金が十分に準備できておらず、年金も思ったより少なかった。

  仕事を辞めて間もなく徐々に不安にさいなまれた彼は、退職後わずか1年あまりで仕事探しをはじめ、高齢ではあるがうまく警備の仕事にありつけた。

以前に比べ月給は非常に少ないものの、彼は「せめて70代半ばまではこの仕事を続けたい」と話す。

  韓国労働研究院が発行した報告書「成長の潜在力と雇用変数の展望」を11日に確認すると、経済協力開発機構(OECD)加盟国の中で66歳以上の高齢者が最も働いているのが韓国だ。

Lさんのように60代半ばを超えた高齢層の10人に4人が働いていた。

  今回の報告書でチャン・インソン先任研究委員は、人口構造の変化が雇用率に及ぼした影響を調べるために、

年齢層を4つに区分(35歳以下の青年層、36~50歳の中年層、51~65歳の壮年層、66~90歳の高齢層)して雇用率を算出し、国際比較を行った。

  報告書によると、韓国の66歳以上の男性高齢層の雇用率(2021年)は44.1%。

これは、高齢人口の10人に4人ほどが生活費を稼ぐことなどを目的として依然として働いているということを意味する。

同じ年齢層の雇用率が2番目に高い日本(34.1%)と比べても、実に10.5ポイント高い。

 経済協力開発機構(OECD)加盟の19の主な先進国(図表参照)の中でも圧倒的に高い数値だ。

日本に続き高齢層男性の雇用率が高い国は、上から順にニュージーランド30.4%、スウェーデン24.9%、ノルウェー24%、米国22.3%。イタリアは8%、フランスは4.2%で一桁台だ。

  雇用率は労働市場の現状を示す指標で、普通は満15歳以上の人口に就業者が占める割合、すなわち経済活動人口(15~64歳)に占める就業者の数を指す。

統計庁によると、2021年現在の韓国の雇用率は66.5%。

同年のOECD加盟国平均の67.8%(2021年)に比べて若干低い。 

 しかし韓国はこの割合が高齢層では様相が完全に異なり、主要先進国に比べてかなり高い。

韓国の高齢層の雇用率は2000年にすでに40.3%を示しており、主要先進国の中で最も高かった。

同年の日本(33.0%)、米国(17.1%)などと比べても差が大きく、ドイツ(4.4%)やフランス(2.1%)のように高齢層の雇用率が一桁に過ぎない国と比べると、働いている高齢層は10~20倍にも及んでいた。

このような現象は女性でも変わらない。

韓国の66歳以上の女性高齢層の雇用率は27.4%(2021年現在)。

韓国国内だけで見れば男性に比べて女性の数値は相対的に低いが、国際比較すれば韓国の女性高齢層の雇用率も最も高い。

OECD加盟国では続いてニュージーランドが19.8%、日本が18.2%。

女性高齢層の雇用率は米国(14.5%)、スウェーデン(13.8%)、オーストラリア(10.8%)を除けば、ほとんどの国が一桁にとどまっている。 

このように韓国の雇用率が特に66歳以上の高齢層で高い理由について、チャン・インソン先任研究委員は「相対的に高い期待寿命、不足する老後準備、不十分な年金」が原因だと指摘した。

寿命は長くなった一方で経済的余裕がないため、高齢者になってもどうしても労働市場にとどまらざるを得ないということだ。

実際に2021年の統計庁のデータによると、韓国の高齢者の貧困率(可処分所得が中位所得の半分以下の高齢者の割合)は37.6%で、OECD加盟国の中で最も高い。

では青年層の暮らし向きはどうか。

韓国の35歳以下の男性青年層の雇用率(2021年)は54.5%で、調査対象となった主な先進国の中では比較的低い。

英国が71.7%で最も高く、続いてドイツ70.2%、カナダ70.1%の順だ。

35歳以下の女性青年層の雇用率も、韓国は51.5%と低い。

1位のオランダの79.3%と比べると、実に27.8ポイントもの差がある。

ただし男女とも青年の雇用率が低いのは、単に韓国の青年労働力の活用率が低いというより、高い大学進学率にかなり大きな原因があると考えられる。

若い女性の雇用率が低調なのは、この年齢層の女性にかかる出産と育児の負担が大きいためだと報告書は分析している。 

チャン先任研究委員は報告書で「少子高齢化社会を迎え、健康な高齢層の労働機会の増加は必要だが、

韓国のように老後の準備が不足しているせいで望まない高齢労働が避けられなくなるのは望ましい変化とは言えないだろう」と指摘している。

韓国経済「輸出が大幅減、景気不振が持続」…5月経済動向

2023-05-26 18:22:54 | 日記
韓国経済「輸出が大幅減、景気不振が持続」…5月経済動向

2023年5月11日 16:00 発信地:韓国 [ 韓国・北朝鮮 ]
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【05月11日 KOREA WAVE】

韓国開発研究院(KDI)は8日に発行した「2023年5月経済動向」で「韓国経済は輸出が大幅に減少して景気不振が持続している」との分析を明らかにした。

ただし「内需不振の緩和により急激な下降傾向は多少落ち着きそうだ」と付け加えた。

輸出は半導体を中心に大幅な減少傾向が続き、4月の輸出は前月(-13.6%)より減少幅が拡大した-14.2%を記録した。

品目別では自動車(40.3%)と変動性の大きい船舶(59.2%)は増加したが、ICT部門(-42.5%)など大部分の品目が不振だった。

特に対中輸出が-26.5%で、前月(-33.4%)ほどではないものの、依然として高い水準のマイナス増加率を記録した。

4月の全産業生産は前月(3.3%)より1.1ポイント低い2.2%増加率となった。

鉱工業生産は車両用部品供給の正常化で自動車(26.8%)が高い増加傾向を続けたが、半導体(-26.8%)、電子部品(-30.4%)などで大きく減少した。

一方、サービス業の生産は外部活動や移動需要の増加に支えられ前月比6.2%増加。宿泊や飲食店業(23.3%→18.2%)、運輸や倉庫業(21.2%→18.2%)などが良好な増加傾向を維持した。

KDIは「建設業もまた高い増加傾向(21.7%→15.4%)を続けたが、昨年末に遅延した工事が再開されたことで現れた短期的現象とみられる」と説明した。

(c)news1/KOREA WAVE/AFPBB News