オゴノリ漁2012夏

中海再生の為の取り組みのひとつ、海藻肥料原料の藻狩り事業。海中で育まれた海藻が腐敗する事による水質悪化を防ぎ、尚且つ除去した海藻を肥料にする事により自然素材利用の農業に役立てる。半世紀ほど前までは、中海周辺の農漁業従事者にとってごく自然なサイクルでした。中海干拓事業中止により残る事になった旧本庄工区の広大な残水域浅場にも毎年5月頃から様々な海藻が繁茂します。かつての自然のサイクルが途絶えた今、再び繋げるべく今朝も日の出と共に漁師仲間と“オゴノリ”獲りに出漁、さすがに朝5時過ぎの海を渡る風も爽やかで気持ちいい
　　


8時を過ぎる頃には、真夏のギラギラした太陽で気温はグングン上がり前身汗まみれ、水分補給をしながら喫水線ぎりぎりまで収穫し帰路はゆっくりクールダウン、働き者の愛艇“柏丸”は満載の荷物を運びながら畑爺には爽やかな風を与えてくれる