Webニュースを見ていて気になることの一つに、西暦年数4桁の「上2桁省略癖」があります。
たしかに1980年~1999年あたりですと、89年と言えば西暦で1989年のことであり、だれも昭和89年とは思わなかったので、そんな変なクセがついてしまったようです。
今年2014年は平成26年ですが、少しさかのぼったニュース記事の場合、10年と言っても、それが西暦2010年のことなのか平成10年のことなのか、わかりにくいことがあります。
まさか半導体価格が高価だった50年前の西暦下2桁表示の時代じゃあるまいし、妙に略して
10年あるいは姑息に'10年と表記
して混乱を与えるのではなく、堂々と
2010年とか平成10年と表記
しませんか?
10('10)が「2010なのか1910なのか」は意味から推察するべき、などとこじつけないでくださいね(笑)。年号などは意味からではなく、誰もが直感でわからなければならないことです。内容がないから意味から推察させる、というのでは、あまりにもサビシ~ぃ!
とくにこの悪癖は、今しか読まれる時はないと信じているマスメディアに特有なようで、まともな所ではちゃんと誤解のないように表記していますよ。
ここで言っているのは、西暦がいいか和暦がいいか、ということではなく、西暦表記の場合に上2桁を省略するという「不安定をもたらす悪癖」をやめようということです(笑)。
一番悪いのは、
Yahooで引用されている各紙の記事の年月日表記で、まず年がない。これは西暦も平成もついていません。これは明らかにおかしい。
ただし引用元のマスメディアを見るとだいたい西暦で年が入っていて、当たり前とは言え納得しますから、Yahooのみで見られる欠点と言えます。
Yahooニュースの例で言えば
長野県で震度6弱 一夜明け、被害の全容が見えてきました。
フジテレビ系(FNN) 11月23日(日)18時14分配信
22日夜、長野県北部で震度6弱を観測した地震で、けが人は39人にのぼりました。・・・・
などです。月日だけでしょう? 明らかに、短期の視聴しか念頭にはありません。このニュースが1年後に読まれるなどとはまったく想定していませんね。
念のため2014/11/21に衆議院解散を伝える各紙Webニュースを見ると、
- 時事通信と産経新聞では、記事が短いため年表記はなし。
- 1ヶ所だけ西暦上2桁を略した表記が見られたのが、読売、毎日、朝日
- 日経では11ヶ所もあり多すぎ