なぜか、「現実を直視」できない人がいます。
「自国の歴史」を直視できないまま、日本に「歴史を直視する」よう要求するという、まるで「落語」のような「ど厚かましさ」を発揮する中国(笑)。
資格のないことを平気で言えるのが、正調中国共産党節(ぶし)。
まともな神経の持ち主なら不可能なことでも、中国人なら可能なのです。
なぜ、そんな「無様(ぶざま)」なことになったのでしょう。
「ぶざま岳」はこちら(「無様(ぶざま)」ではないらしい)。
これを
- 日本人と中国人の、国民性の違い
- 日本と中国の、なりたちによる違い
とすれば、何も解明せずに済ますことができますが
- 中国人を犠牲にして中華人民共和国を建国した中国共産党の一党独裁が元凶(げんきょう)。
- 「人」ではなく「組織」の恐ろしさがそこにある。「人」そのものにさえ問題があるのに、それ以前の段階で中国人が「組織」に縛られっぱなしで何も言えない・できないどころか、積極的に組織にヨイショし世界中から嫌われたまま、なのがとても恐ろしい。
- 中国共産党という組織は、国の支配を維持していくために平気で言論を統制・報道を規制します。日本人は、決して「中国人もきっと似たような状況のもとで判断をしているのだろう」と思ってはいけない。
とまで言っていいと思います。
中国周辺の冊封国や朝貢国は、中国に参勤するとたくさんの土産と官爵を授けられたが、日本からの留学僧たちは砂金を払って文献を購入したし、官爵などは日本の天皇が授けたから、中国とはあくまでも対等国として交流を図っていた。
つまり遣唐使を廃止した時点で、日本は中国とはまったく異なる独自の文化圏を作りはじめ、鎌倉時代以降の政治、軍事、教育、文化などの発展度合いやその体制は、およそ中華文化圏内の諸国とは似ても似つかないもので、むしろヨーロッパ諸国に近いものになっていった。
武士道と騎士道の相似から、紋章の共有、科学技術の発展度合い等々、日本はヨーロッパ文明に極めて近いものを多く持ち、時にはヨーロッパ文明を凌駕するものさえあった。
実は日本は「絶域」にいたのである。中国人をはじめとするアジア諸国の人々が、日本人の文化、歴史認識と合致しないのは実はこの点にある。
すなわち、アジア人たちが、日本はアジアに位置するモンゴル系黄色人種の国であり、しかも長い間中国の冊封体制の中にいた東夷で、漢字文化圏の国家であったはずだという認識が、日本という国を見誤る最大の原因である。
:P.152-154 杉山徹宗(かつみ)「真実の中国4000年史」祥伝社文庫
昔から日本は、中国の暴力に怯えていてその言うなりだった周辺諸国というよりも、むしろ異色な国だったのでしょう。
しかし朝鮮半島では「日本も同じ中国文化圏にあるはずだから、自分たちのほうが上だ。」と勘違いしたようで、今でもその考えを変えることができないままです。
現在の日韓の深刻とさえ言えるほどの行き違いは、しばしば指摘されるように「韓国人の妙な序列意識」が原因だとされ、多くが韓国側の問題でしょうが、そもそもこのあたりに遠因があったと言えるでしょう。
うぬぼれの極致をゆく中国共産党は、内外で大きく見誤り、あらゆる外国を差別してきました。中国共産党は・・・・
内では
「組織維持」のために発生した「無知」による領土的野心を「中国以外の国のどこもが認めないような屁理屈」で正当化して広大な領域を支配し、全56族のうち漢族が残り55族を支配・差別してきました。そもそもの正統性などなく、一刻も早く崩壊すべき組織なのでしょう。
外では
中国共産党は、あらゆる外国を差別するので、世界中から警戒され、制裁されつつあります。
占領地へ漢族を大量に送り込む手法はイスラエルの入植そっくりですし、住民投票すれば圧倒的に漢族に有利になるという手法はロシアのウクライナ南部占領を思い出させます。
にもかかわらずトランプ米大統領は、イスラエルを支持し、中国を敵視しています。
新しく誕生したトランプ米大統領には
- イスラエル政府(イスラム教徒を敵視)を支持
- 中国共産党政府(イスラム教徒を敵視)を敵視
という、同じようにイスラム教徒を敵視しているにもかかわらず、大きな食い違いがみられます。
ただしこの程度の矛盾など、ひっきりなしにみられるトランプ発言の矛盾の一つに過ぎません。まるでトランプ手品のようですね。
言う資格のないことを平気で言うのが、中国共産党でした(笑)。
漢族の本質のどこかに、「見誤り」を起こさせる原因があったと言えるでしょう。
一方、日本人も「過大に評価してしまう」という意味で、中国人を「見誤る」ことがあるようです。
中国56族と言えば・・・・・・脱線しますが
新潟県長岡市出身の山本五十六は、中国56族と同じ「56」ですね。スズメ目(カラ類)ではありませんが
- 女は、いよいよシジュウカラ(40歳から?)
- 男も、まだまだゴジュウカラ(50歳から?)
- 山本五十六(いそろく)59まで
- 山田五十鈴(いすず)95まで
- 本田圭介もう30歳
「山」と「い」が同じで、「59」と「95」が逆←ど~でもいいこと・・
なぜ日本人は中国人の本質を見誤るのか・・・・・・
社会主義においては役人が強大な力をもつため、腐敗が横行しやすい点が挙げられる。役人が権力をカネで売る「権銭交易」の社会原理が根強く作用するのだ。・・・・・・
日本人が中国に対する認識を誤る理由はさまざまあるだろうが、確実にいえることは、隋・唐時代から江戸時代に至るまで、唐やもろこしを「道徳の国」だと理想化するクセがあるということだ。かつては中国を蚊もハエもいない地上の楽園とまで誤解していたほどである。
現在の日本人の中国認識はそこまで大げさではないものの、依然として実像とはかなりかけ離れている。それは戦後の進歩的文化人、中国専門家、中国ウォッチャーがふりまいた中国美化のプロパガンダに毒されている部分が大きい。
たとえば戦後処理問題にしても、あくまで日本人を残虐な加害者、中国人を無垢な被害者として、中国側の執拗な謝罪要求にもひたすら応えるべきだと考える日本人が多い。
しかし、「南京大虐殺」をはじめとする旧日本軍による残虐行為がでっち上げであることは、すでにさまざまな論証によって明らかになっている。
結局、中国共産党はひとつには国内の諸問題に対する人民の不満を外に逸(そ)らすため、またひとつには日本に対して外交的に優位に立ち、多大の援助を引き出すために反日を言い募(つの)っているにすぎない。きわめて政治的な目的があるのだ。
にもかかわらず、多くの日本人は中国を道徳の国と勘違いしているため、中国がウソをいうはずがない、痛切なお詫びをすべきだ、となるのである。
また日本人は、自分たちは在日韓国人や中国人に対する差別が強い、またアジア人を蔑祝しているところがあるなどとよく自己批判する。
しかし、中国人の人種差別は決して南アフリカのアパルトヘイトの比ではない。
たとえば国内の少数民族のことは、禽獣としか思っていない。それが一般的な中国人の感覚だ。だからウイグル人やチベット人を平気で弾圧する。
:黄文雄「日本人が知らない中国人の本性」徳間文庫
つまり
- いつでもすべて自分が悪いと考える日本人
- いつでもすべて他人が悪いと考える中国人
これが今の混乱のアジアを表現しています。もう少し言えば
- 中国を過大に評価しすぎる日本人
- 日本を過小に評価しすぎる中国人
というところでしょうか。それぞれ、いろいろな事情があるかと思いますが、両方とも間違っていると言えます。
冷静に現実を見つめるのがいかに難しいかを示しているようです。
日本人の場合
徐々にですが、歴史を冷静に見ることができる人が増えているようですが、一党独裁の中国では、状況が益々悪くなっているのかも知れません。
さてさて、皆様はどう思われますか。