中国が実行支配している南沙諸島付近の埋め立て地。
そこからミサイルを発射して「軍事基地化しない」という約束をやぶり、意味のない領土宣言をしています。
中国、南シナ海で対艦ミサイルの発射実験 米国防総省が確認:cnn 2019.07.03
中国、南シナ海でミサイル実験 初確認、米が軍事拠点化に懸念:中日新聞 2019年7月4日
人工島から・・・中国が南シナ海でミサイルの発射実験:YouTube 2019/07/04
これらは、最近の中国によるミサイル発射実験の威嚇です。
4年前にまでさかのぼりますが・・・・・・
オバマ氏は、中国が進出を強める東シナ海と南シナ海問題についても議論したことを明らかにした。特に、中国が南シナ海で進める岩礁埋め立てと軍事拠点化について、オバマ氏は「問題の解決を難しくする」と強い懸念を示し、中国に国際法を守るよう要求。習氏は「埋め立てはいかなる国にも影響を与えず、軍事拠点化するつもりもない」と、立場の違いを際立たせた。:朝日新聞 2015年9月26日
この報道が正しいと仮定すると
- 「埋め立てはいかなる国にも影響を与えず」が間違った認識(周辺各国はこぞって反対)に基づいているし
- また「軍事拠点化するつもりもない」が、4年後にはその埋め立てた人工島からミサイルを発射するなどで「真っ赤なうそ」だったことが分かります。
このように指摘すると中国共産党は「その当時は、そう思っていたが事情が変わった」ということでしょう。
これだから
中国の言うことには、信頼性がない
のでした。何年か経過すると、まったく違った行動をとるのですね。香港返還問題でも、よくお分かりでしょうか。
オバマ米大統領は9月下旬の米中首脳会談で、習近平・中国国家主席に直接、南シナ海の軍事拠点化を中止するよう要求したが、習氏は「主権の範囲内」と拒否していた。今回の「航行の自由」作戦はいわば米国による「実力行使」であり、当然、現場海域に展開する中国海軍の対抗措置を予想したものだ。:毎日新聞 2015年10月27日
毎日新聞は
- アメリカによる「航行の自由作戦」が「実力行使」だとしますが
- 私は、中国による「埋め立て」自体が「実力行使」だと思います。
中国の埋め立ては「実力行使」ではなく、それに反発するアメリカの「航行の自由作戦」が「実力行使」だというのです。
しかし毎日新聞が「アメリカの実力行使」とは言えても「中国の実力行使」とは言えないところに、悲しいメディアの性(さが)がみられます。
4年間で少し変わればいいのですが
まだ今でも毎日新聞は中国べったら漬けですか(笑)。
味方の差を過小評価、敵の差を過大評価:はと語録
日本でも
- 与党は、与党の差を過小評価し、野党の差を過大評価。
- 野党は、野党の差を過小評価し、与党の差を過大評価。
アメリカでも
- 与党は、共和党内の差を過小評価し、民主党内の差を過大評価。
- 野党は、民主党内の差を過小評価し、共和党内の差を過大評価。
実際には
与野党ともに、自分の中での差が大きいこともあるし、相手側の差も意外に小さいのかも知れません。
すべからく「相手を分裂させる」目的のようです。
毎日新聞は、どうやら
「日本の保守政権を敵」とみなすあまり「中国が味方」
とみなすようになったようです。大きな錯覚ですが・・・・・・
参議院選挙が公示されたので、慎重に記述しております(大笑)。
因みに「言葉にこだわる」意味で1つ申し上げますが
日本では、「評価する」の中に「高く評価する」という意味が込められているようです。
これは大いに疑問ですが
もともと「evaluate:査定する・評価する」には、その意味として「高い」「低い」が含まれていないようですが、日本語では「評価する」が高く「評価する」ことになっているらしい。
「approve:賛成する」なのに、「disapprove:反対する」を「評価しない」としています。approve=賛成する=高く「評価する」 のようですね。
わかりやすく言えば、「評価する」がすでに「高く評価する」の意味が込められており、「評価しない」は「評価そのものをしない」のではなく「低く評価する」「賛成しない」の意味だったのです。
「激しい渋滞」とともに「評価しない」に疑問をもつ次第です。
さてさて、皆様はどう思われますか。