韓国では
- 日韓関係が冷え込んでいる点で一致しても
- その原因については激しい醜い争いがある
ようです。
- 韓国右翼:朝鮮日報や韓国中央日報などがこれに該当するでしょうか。「日本にも責任はあるが、何もしなかった文在寅により多くの責任がある」という立場を鮮明にする勢力で、文在寅左翼政権やハンギョレを徹底的に非難しております。
- 韓国左翼:ハンギョレなど文在寅政権を支える人たちがこれに該当するでしょうか。どんなことがあっても「全責任は日本にある」とする立場を鮮明にする勢力で、朝鮮日報や韓国中央日報などを徹底的に非難しております。こういった勢力が今の韓国の惨状をもたらしたのであって、世も末かなと思われます。
こういった本質論を忘れた左右両派の政争が、韓国を危うくしていることに気付いている韓国人は、少ないのでしょう。
「韓国は降りろ」という北、「韓国は北に影響力ない」という日本:朝鮮日報日本語版 2019/07/06 20:01
日本の報復が「韓国政府の責任」というとんでもない主張:ハンギョレ 2019-07-06 07:56
記事の趣旨ですが・・・・・・
朝鮮日報
北朝鮮は「韓国を外して米朝のみで交渉するので、割り込むな」と言っているようです。
アメリカは「水面下で韓国が動いている」ことを否定し、日本もまた「北朝鮮に最も影響力があるのは習近平中国国家主席とトランプ米大統領だ」としているようです。
韓国の文在寅としては、踏んだり蹴ったりで、3国(米朝日)とも「韓国外し」を暗示しています。文在寅が邪魔だということに、ようやく気がついたのでしょう。
つまり北朝鮮は、国連の制裁解除を文在寅に期待し、文在寅は欧州でも期待に沿えるよう試みたのですが、拒否され続けました。
そして北朝鮮も、こんな文在寅に任しているわけにはいかないと、韓国パッシングに踏み切りました。文在寅の「卑怯なコウモリ」役がバレたのでした。
こういった文在寅批判で、韓国を憂えているのが朝鮮日報です。
ハンギョレ
文在寅政権の凋落(ちょうらく)につながる「韓国外し」には触れずに、日本が全責任をもつべきだと主張しているようです。
ハンギョレは「文在寅批判が日本を利する」とします。
視野狭窄症の特徴で、「文在寅が韓国そのもの」とみなし、まるで文在寅批判を韓国批判、つまり文在寅批判を親日のしわざだとしているかのようです。
典型的な「反日」思考で、くだらない政争ですね。
目くそ鼻くそを笑う、の類でしょうか・・・・・・
私の立場は、無批判に北朝鮮へ接近して失敗した「文在寅批判」であって、文在寅が韓国そのものとする「韓国批判」ではありません。
- 日本からの「韓国の左翼批判」
- 韓国からの「日本の右翼批判」
このどちらがより正しいのでしょうね(笑)。
「日本は韓国の言う通りになる国であるべきだ」の「うぬぼれ」が韓国凋落の原因だとするなら、こうした「うぬぼれ」を泳がせておく手法は、決して悪くなかったのでしょう(笑)。
3年間の民主党政権時代(2009-2012)が、いろいろな意味で日本の左派の限界だったとすれば、韓国の(2017-2022)の最初の2年間ほど悪化せずに済んだことを考えると、この3年間の左派政権の経験も「そう悪くはなかった」ように思われます。
これが韓国の直接選挙による大統領制に比べて、日本の議院内閣制の利点でしょう。ただし大統領制のほうがいい場合もみられます。
こういった左右両派の意見で最悪の状態ですが
100年に1人くらい、両者の考えを理解し、統合できる人が出てくるもので、それを待つしかないのでしょう。
市の合併でもそうで
- 新しい市が誕生した背景には、いくつのかの行政が集まって新しい市を作ったり、吸収合併して大きく膨らんだ市もありました。
- 一方では激しい対立があり、ある市を除外して周りが新しい市を作ったり、むかしのままで存続する道を選んだ場合もあります。
特に後者に関して
人は、一般の住民と議員との間に乖離があると感じ、議員が世代交代するまでは何も変わらない、とみています。
もちろん私は、新しい市を作る方がいいとか、昔のままの状態が望ましい、などと言っているのではなく、場合によると思っております。
国の関係もそうでして
特に日本からこれら韓国内の激しい争いを見ていると、初等教育からの政府による洗脳は別として、一般の住民と国会議員との間に乖離がありすぎ、国会議員が世代交代するまでは何も変わらない、と私はみています。
私の考えですが
もし韓国の立場が、右翼「朝鮮日報」と左翼「ハンギョレ」に代表されるとするなら
- 朝鮮日報のほうが、国民との乖離が少ないと思われ、現実をより多く理解しているようです。
- ハンギョレのほうが、国民との乖離が大きすぎると思われ、やはり文在寅政権と同じなんでしょうか。
まとめに入りますが・・・・・・
「韓国存亡の危機」にある今こそ、左右の対政敵ではなく、「本質論」に戻ろうではありませんか。
尤も「韓国存亡の危機」という認識があればの話ですが、禄を食む議員たちにそんな「余裕がない」のが韓国の現状でして、きっと「韓国存亡の危機」などは夢のまた夢なんでしょうね。
夢のまた夢:その1(鈴木雅之) その2(豊臣秀吉)
さてさて、皆様はどう思われますか。