トルコは
シリアと陸上で800㎞もの長い国境を持っていますが、きっと長い歴史もあったのでしょうね。
10年ほど前から、両国にはトラブルがあったようですが、両国が正面から衝突することはありませんでした。
トルコが、国外のシリアを支援しているロシア軍の飛行機を撃墜したり、トルコ国内クーデター未遂事件があり当然トルコを支援するかと見られたアメリカがクーデター黒幕の米在住トルコ人を引き渡さなかったこともあり、シリア内戦はトルコを巻き込み、ますます緊張が高まりました。
トルコのエルドアン、シリアでの軍事作戦開始は「時間の問題」と警告:newsweek 2020年2月20日(木)11時00分
トルコが、国内のクルド人問題もあるので
シリアのクルド人問題を看過することはできませんが、これに米露が関係し、ややこしくなり、もともとシリア内戦が複雑に入り組んでいることから、さらに解決しにくい問題になっております。
2020/02/20 の段階では
トルコのシリア攻撃は時間の問題とされております。
トルコがロシア機撃墜で謝罪しましたが、果たしてロシアが調停に動き始めるのかどうか。
シリア アサド政権の軍がトルコ部隊を空爆 トルコも反撃:nhk 2020年2月21日 8時01分
醜い戦闘が始まったようです。
シリアのイドリブ県をめぐるシリア軍とトルコ軍の正規軍が戦うのも時間の問題なんでしょう。
トルコ大統領、シリア再進攻は「必要なくなった」 ロシアと合意:bbc 2019年10月23日
トルコのシリア攻撃に関して
ロシアが仲介に動いたようです。シリア国内でクルド人「テロ組織(トルコの表現)」のいない緩衝地帯を設けることに、トルコもシリアも同意したもようです。ただしクルド人たちの明確な考えはまだ明らかになっておりません。
シリア北部の「タル・アブヤド(テルアビヤドとも)」~「ラスアルアイン」約100kmを安全地帯とし、そこへトルコ国内のクルド人難民を移す考えです。基本的にはシリアも同意しているようです。
例により、私にはさっぱり分かりません。
合意の中に、移される予定のクルド人が入っていないからです。
悪い予感を述べるならば、この移されるクルド難民の中にクルド人兵士(ひょっとすればトルコ内の反政府クルド人)が紛れ込み、「安全(緩衝)地帯」が安全でなくなるかも知れません。
米露がからみ緊張が高まる「シリアートルコ」情勢、しかし日本ではまだCOVID-19問題ほど大きくはありませんか。
さてさて、皆様はどう思われますか。