Broken Flowers …はうはう河馬の脂肪遊戯

いらっしゃいませ。お独りさまで?どうぞお好きな席に。

20…そりゃもうこの上なく誇らしく

2009年01月20日 | 2009



懸命に生き抜いてきた顔って、輝いている。
「後悔なんてしていない」って言ったときの顔は、
そりゃもうこの上なく誇らしく眩しくて視線をそらすくらいだった。
他者からすれば、波瀾万丈で近づきがたく見える不器用な生き方でも
生き抜いてきた本人からすれば、
どうしようもないほどとことんまっすぐな生き方なんだ。

風に吹かれた数多の糸がからみあうように、人は交じる。
風に吹かれて数多の糸がほどけていくように、人は離れる。
「出逢えて良かった」俺がそう思うように、あなたにも、そう思われたい。
人に自慢できるようなものは何一つなく
誇れるようなことも何一つない中途半端な生き方をしてきたような俺でも。

いつものように出勤し、いつもの制服に袖を通し、
組織の歯車という部品となるために
己を殺すロッカールームでそんなことを感じたよ。

そうだね。
俺は毎日自分を殺しているのかも。
あなたに出会えて良かった。

冷たい風が心地いいや。

俺もガンバロッ。