定年小説と言われるジャンルがあるらしく
友人が「終わった人」という本を俺に読むように
本を俺の机に置いていったのが一昨日。
あまり長いこと本を借りているのが
嫌だったので、一所懸命読みました。
で、雑感。
定年後の人生…
それは小説にはなりえないんじゃないかという思いが、
読後にふつふつと沸いてきた。
主人公が必死で「終わった人」になるのを抵抗している第2章までのことを、
世の中の多くの人は死ぬまで延々と繰り返し、息絶えていくじゃなかろうか。
小説に仕立てるには、
話にハプニングやらアクシデントやら華が必要なんで、
第3章から終わりまでようなのエピソードが必要だったんだろうけど、
現実において、それらのエピソードは発生しないだろうし
そんな話は蛇足でしかない。
第3章以降は、定年小説でもなんでもない、
ふつーのお話しでしかなかった。
2章まではワクワクしながら読めたんだけど、
3章、鈴木と出会ってからの話は急につまらないもんになってしまって、
章が進むごとに読み飛ばすようになってしまった。
まあ流行りものなんでこれでいいか。
Machel Montano In We Blood Soca 2016
世の中、こんなに頑張り屋さんばかりなんだろうか。
こういう話を求めてるんだねぇ。




