傷つけたことは
すぐに忘れても
傷つけられことは
いつまでも覚えているのが
人の世の慣わしらしい。
けれど、
人のほとんどは
100年も経たないうちに
死に絶えるから
恨むことも
羨むことも
覚えていられないのも
悲しいかな
人の世の慣わしらしい。
あなたは
1年前のことを覚えていますか
10年前のことを覚えていますか
100年前のことを覚えていますか
1000年前のことを覚えていますか
生きてねぇって
そりゃそーだ。
施しは忘れても
恵みは忘れても
恨みはいつまでも
この世に語り継がれ続けるものらしい。
100年。
運が良くて100年。
運が良くてたった100年
…だもんなあ。