Gメモリーズブログ

有限会社クリエイティブデザイン羽沢組

「大戦争ゴジラ ブルーバージョン」のこだわり その4

2009年05月28日 | 新作商品情報


成型色はオーソドックスなブルー

 かつての「東宝チャンピオンまつり」全盛の頃に夢中だった怪獣少年達。
 おそらくは昭和30年代~40年代生まれの人達がほとんどだと思います。つまり昭和40年代50年代頃、にバリバリ怪獣が好きでしょうがなかった少年時代の経験をお持ちの方々。
 今回の「大戦争ゴジラ ブルーバージョン」は、そういった人達がその頃の気持ちをもう一度感じられる商品なにれれば……という願いも込めて作っております。
(もちろんそれ以外の方々、もうちょっと上の先輩さん達、ちょっと下の後輩君達にも雰囲気を味わっていただけたら嬉しいです。)

 前回の「大戦争ゴジラ」のバージョン「スタンダードカラー」「ブラウンバージョン」は、劇中シーンやスーツをイメージしたカラーです。
 好きなように劇中のシェーポーズを決めていただき、飾って楽しんでいただきたい商品ですが、この「ブルーバージョン」は飾ると言うよりはとにかく触って遊んでほしい商品です。そういう意味もあって、全体の色のイメージは明るい青にしました。
 昨日書いたように、昔のおもちゃ屋、駄菓子屋、模型屋に飾ってあったら、当時の子供がつい欲しくなって触りまくって遊びたくなるものをコンセプトにしています。
 当時の怪獣ソフビの造形や色ではちょっと物足りなく感じ、少しずつ映像に近い容姿のソフビが欲しくなり始める頃の少年達の目の前にこれがあったら……。
 おそらく「スタンダードカラー」「ブラウンバージョン」がもし当時あったら、映像の中のゴジラに近いカラーなので当時の子供にとっては逆に遊びにくいと思います。
 もっと気楽に触れる感じの色でありながら、ゴジラから離れない雰囲気を色で表現したいと考えました。

 親近感を感じられるべく成型色はオーソドックスなブルーにしています。
 実際このような明るい青は映像のゴジラにはありません。が、ある意味ブルー系、グリーン系はゴジラソフビでは基本的に使用されている色でもあります。
 ですからこのブルーを基本として塗装にもいくつかこだわってみました。
 Gメモリーズセレクション独特のディフォルメ造形ですし、他と同じような塗装パターンもしたくありません。ですから一般的に見られるレトロソフビに見られるような配色や塗装の仕方にならないようにしてあります。
 明日はその辺について書きます。