「決戦ゴジラ」の造形について Part.2
■「モスゴジ」との目の部分の違い
今回発売の「決戦ゴジラ」は、実際の劇中スーツ同様に先日発売した「モスゴジ」と一部同一パーツを使用しております。
完全に形状が異なる頭部パーツは、新たに作ったものです。
わかりやすく違いを説明するために「モスゴジ」との比較でお話しましょう。
実際の劇中スーツでは、頭部の中の芯に当たる部分(人間で言う所の頭蓋骨に当たる部分)は、「モスゴジ」の時の物をそのまま使ったか、新たに同じ型で作ったものかのどちらかと思われます。そのため弊社商品でも目の高さや位置は「モスゴジ」となるべく揃えて造型しました。
眼球そのものの大きさは、どちらのゴジラも同じと推定されますが、実際のスーツでは皮に当たるラバー部分(?)の形状が異なるため、表から見える目の大きさや形に違いが見られます。「決戦ゴジラ」は「モスゴジ」よりやや丸みがあり、目つきの悪さは和らいでいます。
「決戦ゴジラ」の際に、眼球自体は新たに作られたのは明白で(素材も変わったそうです)、黒目に当たる部分の位置も違い、その中央には「モスゴジ」にはなかった円状の白のハイライトが書き込まれています。
これらの事から、眼球の位置や大きさは変わらないであろうものの、目だけを比較しても全く別物になった印象です。怖さより愛嬌が増した目になっている事がわかります。
そしてこの「決戦ゴジラ」の目のパターンは、後の「大戦争ゴジラ」に受け継がれている事もわかります。弊社の「大戦争ゴジラ」でもその辺は表現できていると思うので、お持ちの方はぜひ見比べていただきたいと思います。
以上の特徴を把握した上で、商品の方の「決戦ゴジラ」は、目の部分の造形をし、黒目やハイライトの部分は塗装で表現しています。「モスゴジ」とは同じにならないように、それでいて「決戦ゴジラ」の特徴をしっかり入れたつもりです。
ただし、当然なのですが弊社商品は「カッコかわいく」ディフォルメしていますので、「モスゴジ」ももちろんですがこの「決戦ゴジラ」でもかわいくするべく目は大きめにアレンジして作っております。が、この「決戦ゴジラ」に限っては、極端に大きくしたりかわいさを重視し過ぎると、どんどん「モスゴジ」に近くなっていってしまう傾向にあり、違いがわかりにくくなります。ですから、違いがはっきりわかる程度までのアレンジにして、なおかつ「カッコかわいく」から外れないように、そのバランスは注意して作っております。
もしかしたら人によっては、いつものGメモリーズセレクションのゴジラ達に比べて、ディフォルメ加減を抑え目にしてある印象をもたれる方もいらっしゃるかもしれません。全くリアルな比率ではないのにそう思えてしまう方もいらっしゃるかも。
(2009.11.4更新)
「決戦ゴジラ スタンダードカラー」は完売しました。ありがとうございました。
■「モスゴジ」との目の部分の違い
今回発売の「決戦ゴジラ」は、実際の劇中スーツ同様に先日発売した「モスゴジ」と一部同一パーツを使用しております。
完全に形状が異なる頭部パーツは、新たに作ったものです。
わかりやすく違いを説明するために「モスゴジ」との比較でお話しましょう。
実際の劇中スーツでは、頭部の中の芯に当たる部分(人間で言う所の頭蓋骨に当たる部分)は、「モスゴジ」の時の物をそのまま使ったか、新たに同じ型で作ったものかのどちらかと思われます。そのため弊社商品でも目の高さや位置は「モスゴジ」となるべく揃えて造型しました。
眼球そのものの大きさは、どちらのゴジラも同じと推定されますが、実際のスーツでは皮に当たるラバー部分(?)の形状が異なるため、表から見える目の大きさや形に違いが見られます。「決戦ゴジラ」は「モスゴジ」よりやや丸みがあり、目つきの悪さは和らいでいます。
「決戦ゴジラ」の際に、眼球自体は新たに作られたのは明白で(素材も変わったそうです)、黒目に当たる部分の位置も違い、その中央には「モスゴジ」にはなかった円状の白のハイライトが書き込まれています。
これらの事から、眼球の位置や大きさは変わらないであろうものの、目だけを比較しても全く別物になった印象です。怖さより愛嬌が増した目になっている事がわかります。
そしてこの「決戦ゴジラ」の目のパターンは、後の「大戦争ゴジラ」に受け継がれている事もわかります。弊社の「大戦争ゴジラ」でもその辺は表現できていると思うので、お持ちの方はぜひ見比べていただきたいと思います。
以上の特徴を把握した上で、商品の方の「決戦ゴジラ」は、目の部分の造形をし、黒目やハイライトの部分は塗装で表現しています。「モスゴジ」とは同じにならないように、それでいて「決戦ゴジラ」の特徴をしっかり入れたつもりです。
ただし、当然なのですが弊社商品は「カッコかわいく」ディフォルメしていますので、「モスゴジ」ももちろんですがこの「決戦ゴジラ」でもかわいくするべく目は大きめにアレンジして作っております。が、この「決戦ゴジラ」に限っては、極端に大きくしたりかわいさを重視し過ぎると、どんどん「モスゴジ」に近くなっていってしまう傾向にあり、違いがわかりにくくなります。ですから、違いがはっきりわかる程度までのアレンジにして、なおかつ「カッコかわいく」から外れないように、そのバランスは注意して作っております。
もしかしたら人によっては、いつものGメモリーズセレクションのゴジラ達に比べて、ディフォルメ加減を抑え目にしてある印象をもたれる方もいらっしゃるかもしれません。全くリアルな比率ではないのにそう思えてしまう方もいらっしゃるかも。
(2009.11.4更新)
「決戦ゴジラ スタンダードカラー」は完売しました。ありがとうございました。