PART.1 テーマは「ノスタルジック」
今日から昨年6月より発売を開始した「大戦争ゴジラ ブルーバージョン」の制作裏話を書きます。
商品の詳細、こだわった所につきましては、2009年5月25~30日の「こだわり」をご覧下さい。
こちらの商品は現在も発売中です。ご希望の方は弊社までお電話でお申し込み下さい。
■劇中シチュエーション以外のテーマで……
ご覧いただいておわかりかと思いますが、この「大戦争ゴジラ ブルーバージョン」は、弊社商品としては、珍しく(?)比較的シンプルに明るいブルーをベースに配色されたものです。
商品の造形がシェーポーズをしているゴジラですから、劇中シーンのシチュエーションとしてのカラーは限られてしまいます。そういう意味では「スタンダードカラー」と「ブラウンバージョン」で充分だと判断しています。
そういった理由もありますが、その後のカラーバリエーションを考えるとなると、別のテーマが必要になります。
Gメモリーズセレクションのパターンとしては、あまり意味を持たない「なんとなく決めた色」で商品化していませんし、お求めいただく皆様に「何でこんな色にしたんだろう?」と言われるような安易なカラーリングは避けたいのです。ですからテーマは必要と毎回決めています。
この「大戦争ゴジラ」の劇中シチュエーション以外のテーマとしてまず最初に選んだのは「ノスタルジック」。具体的には以前書いた「こだわり」をご覧下さい。そちらにたっぷり思いを書きました。
早い話、私の実体験からヒントになっているのですが、昭和40年代に一番怪獣に胸を踊らせていた子供時代を過ごした人達がリアルタイムで経験、感じただろう思いを商品化したいと言う所からカラーリングの企画を思いつきました。
私のように思った事のない方でも、現在の40代半ば以上の人達には、何となくでもこの感覚、懐かしさはわかっていただけるのではないかと思います。私よりずっと先輩にあたる50代以上の方々にとっては、ちょっと子供っぽい企画だと笑われてしまうかもしれませんね。
私の世代よりもずっと若い方にとっては、懐かしさはわからないと思いますが、当時の雰囲気を想像するきっかけになれればとも思いました。