今日から何回かに分けて『1歳からモンテッソーリ』について掲載いたします。
よく「三つ子の魂百まで」と言いますが、3歳までに人格の基礎のほとんどが形成されます。
そんな大切な時期をどう過ごしたらよいのか、大人どうは援助したらよいのか…
楽しい子育ての手助けになれると幸いです。
『ひとりで出来るように手伝う』それが教育の原点です。
「ひとりでする!」と言い張る子どもの主張は、1歳からもう始まります。それは、自分の力で生きようとする生命の表現であり、自立と自律への強い願望の表れです。
1歳を過ぎ自分の思いを言葉で伝えることができるようになるころから、子どもは「するする。やるやる」等と言い始めます。
その時期に落ち着かず乱暴をするこどもは、「やり方が分からない」からです。
こういう時期こそ、「やり方」を根気よく、丁寧に、繰り返し、教えてあげることが大事です。
ひとりでやってみたい
1歳を過ぎてやってくるのが「ことばの敏感期」です。
片言ではありますが、少しずつ自分の思いを相手に伝えることが出来るようになってきます。
同時に、身の回りのことを自分でやりたがるようにもなってきます。「するする。やるやる」が多くなり、回りの大人と衝突する機会が増えてきます。
やりたいというからやらせてみたら失敗し、ほら見たことかと衝突するのです。
しかし、その衝突の原因は子どもにあるでしょうか。子どもは「出来ないのではなく、やり方を知らないだけ」なのです。
いつも問題を起こす子や、不安で泣いている子も、「やり方を教えてください!」と心の中で叫んでいると思うと、私達も怒鳴ることが恥ずかしく思えますね。
そして、「やりたい」とおもった活動を通して、こどもは自信や責任感を持つことができ、さらには人格形成へとつながっていくのです。
今日の保育室の様子
「着衣枠」に夢中
