モンテッソーリ教育では「2才頃がこどもの家に入園するに一番の好機」です。
確かに順調に育っている2才児は好奇心旺盛で意欲のかたまりのような存在です。
魅力的な活動が目の前にあると一瞬、大好きな母親の存在も忘れてしまうほどです。
もう少し年令が上がると母親への断ち切りがたい関係がしっかりできて、サラリと別れにくくなることがあります。
母子分離の面からも、タイムリーと言えるかも知れません。
では、親の方はどうでしょうか、2才までは、本当に心も目も離せないほど子育てに専念します。
そして2才になり、歩行も片言のおしゃべりも上手にできるようになると、少し安心します。
教育的配慮は3才になったら考えましょうと、つまり、2才から3才の間はけがをしないで元気に育ってくれれば十分と、保育の中だるみの時期かも知れません。
ところが、2才の意欲は早くも人生のピークを迎えます。
大人用の環境の中でいろいろ試しては叱られることの連続ではないでしょうか、「危なくて目も離せない」とこどもの興味のありそうなものはみんな手の届かない所に隠されてしまったりします。
大人はオモチャを与えているからと安心します。
しかし、2才の意欲を満たすには至りません。
困った2才児はオモチャを分解することで満たそうとします。
親はそんな事情を察しようとはせず、「何でもこわす困った子」と思いがちです。
意欲的だった2才児も叱られることの繰り返しに中で、だんだんと意欲が大きく削がれ、3才の入園のころには、すっかり無気力な子になっていたり、逆にやりばのない意欲を破壊的行為へと向かわせたり。
―意欲的な2才児にその意欲が十分に満たされる環境に出会わせてあげませんかー
人格形成のうえで一番大切な幼児期にモンテッソーリ教育を受けることが出来たか否かは、その子の一生左右すると言っても過言ではないほどです。
「私がひとりで出来るように手伝ってね」と言うこどもの声に応えられる環境を。










