花水木の独り言

庭の大きなハナミズキの、白い蝶のような花びらや、真紅の葉に気持ちを託して・・徒然なるままにキーを打ちました。

奥入瀬渓流 そして 白神山地 へ

2007-06-10 | Weblog
(奥入瀬渓流の續きです。)               【ブナ林】

渓流の途中に歌碑がありました。

  『奥入瀬谿谷の賦 佐藤春夫』

    瀬に鳴り 淵に咽びつつ
    
    奥入瀬の 水歌うなり
    
    しばし 木陰に佇みて
    
    耳かたむけよ 旅人よ

九節あり始めの一節です。佐藤春夫もここに来ていたのですね。
渓流沿いに道がありますが、その外側に国道102号が並走しています。
時刻を決めてバスが側まで迎えてくれました。夕刻弘前に向かい津軽三味線を身近で聴きましたが、これこそ地元との交流でしょう。
明ければいよいよ白神山地が待っています。

白神山地のブナ原生林は、貴重な動植物が分布する極めて価値の高い生態系を有する地域と認められ、1993年日本初の世界自然遺産として登録されました。
青森県から秋田県にかけて広がる約13万ヘクタールのブナ原生林を主体とする、世界でも最大級の貴重な手付かずの自然の宝庫なのです。

暗門大橋を渡るとそこはもう世界遺産への第一歩でした。
ブナ林散策コースを味わい尽くすことになりました。
私の選んだブナの幾つかを掲載いたします。

   
   
   

【栃の花がいっぱい】
   

白神山地を13時に出立しました。2時間おきのサービスエリアは最後が川口サービスエリアでした。東京に帰ったと言う思いと気持ちの好い美しい所として心に残りました。
辺りはもうすっかり夜。大東京のイルミネーションに感嘆の声を上げてしまいました。赤坂トンネルを通りましたから、いやがうえにも美しかったのでしょう!
予定通り22時横浜着。運転手は2人制でした。皆様お疲れ様。
     


奥入瀬渓流 そして 白神山地 へ

2007-06-10 | Weblog
                       【十和田湖 八幡平国立公園】

入会している「撮影会」に参加してきました。
世界遺産「白神山地」は何時か行きたいと熱望していた所です。「奥入瀬」と抱き合わせとはなんと言う幸運でしょう。

横浜21時發 大型バス2座席を占有する企画です。東北道をひた走って早朝に十和田湖到着。彼方の境界線が朝靄に霞んで定かではないほどの途方もない大きさでした。

満々と湛えた水は子ノ口から溢れ出して、渓流となり67キロを太平洋まで走り抜けるのです。
そのうち上流の14キロが天然記念物に指定され、大小の滝や流れの緩急に沿った遊歩道を歩きながら、思い思いにその一画を切り撮って至福の時を過ごす事が出来たのでした。

【銚子大滝:大音響とともに流れ落ちて】
   

【遊歩道:北陸の花も所々には】
   

【オオバミゾホウズキ:見るも聞くも初めての花】
          

【カザグルマ:関東にもあるけれどまだ固い蕾】
          

渓流の表情は色々あって・・水面が道とスレスレで手をつけることも出来て良いものでした。

【泡立つ流れ】
   

【コマユミの花:人の顔にも見えるユーモラスさ】
          
 
【カラマツソウ:落葉松に似ていますか・・】
          

【阿修羅の流れ:戦いの神に例えられた流れとは・・納得出来たでしょうか】
   

【栃の花:大木には大きな花が相応しい】
          

【艶麗草:名前負けしていませんか。葉は確かに立派ですが、真ん中にあるのが花
     後の実です】