花水木の独り言

庭の大きなハナミズキの、白い蝶のような花びらや、真紅の葉に気持ちを託して・・徒然なるままにキーを打ちました。

節分草 福壽草を訪ねて

2008-03-10 | 登山
                             【可憐な節分草】

我登山クラブの会長さんからのお誘いに、胸ときめかして3時間の列車を乗り継ぎまだ見ぬ節分草を訪ねる事が出来ました。
会長曰く「節分草はキンポウゲ科の多年草で石灰岩地を好むなど、環境はかなり限られるようです。5~6センチの短い茎の先に小さな白い花をたった一つ咲かせます。見栄えする花ではないのですが、他の植物に先駆けて未だ寒い晩冬に咲く痛々しい程可憐な花です」と。

会長さんと 一人の会員さんの乗用車に分乗して7名の旅になりました。
西武秩父駅からスタートです。 小鹿野町を抜け 両神地区堂上に節分草の自生地はありました。なんという車・車 人・人の波でしょう・・・第1 第2の駐車場をまだ先へ行くと狭い場所へ案内されてヤット・・・セツブンソウに逢うまで至難の業を潜らなければなりませんでした。 

「節分草祭り」の垂れ幕でこの日がピークだったようです。甘酒を頂いて入場料(300円)を払うと・・おお! 広葉樹林の広がる落ち葉の中から 無数の白い花を見渡す事が出来ました。ああ~しかし金網にしっかりガードされていて撮影の接写が難しい・・・
【そんな中で大写しの一枚を】


暫く節分草と戯れましたが、次に福壽草の咲く四阿屋山(あずまやさん)に向かいました。クルマで少し戻って高度の増す道に入ると 人はかなり減っていました。
此処からは何時もの登山スタイルです。手入れのされた杉林の優しい道をかなり進み行くと小さな神社に出会います。
【両神神社奥社】
     

この神社を過ぎると やがて切り立った岩に大きな鎖がいく曲がりにも垂れて ゆく手を阻んでいます。その上 登り下りの交差もあり、登り優先と言いつつもそうとばかりも言えず、その上落ち葉で隠れた道は凍っていて滑るのです。それでも何時かは頂上に・・・開けた彼方に「両神山」が その右側に「二子山」が。
【両神山の遠望】


頂上は狭くすこし下がった所で、楽しいお弁当タイムでした。
苦難の岩場下りを終えて道を替えれば公園風の花園が待っていました。
トサミズキや香りの良い蝋梅 福壽草の花期でもありました。始めてみる「秩父紅」と言う福寿草にもビックリでした。又紅梅が沿道を長く飾ってその下を歩いたのでした。
     【福寿草】
     

          【秩父紅】
          

              【もう一つの節分草】
              

武甲山は秩父のシンボルであり節分草の温床で、以前始めて見た時にはピラミッドを連想しました。西武秩父駅でレッドアロー号に乗り込んで左手に武甲山を見つつ、発車間もなく右手に武甲山を見ることになってちょっと混乱してしまいました。
   【武甲山】