花水木の独り言

庭の大きなハナミズキの、白い蝶のような花びらや、真紅の葉に気持ちを託して・・徒然なるままにキーを打ちました。

奥白根山 へ

2008-08-01 | 登山
                         【戦場ヶ原の滝】

深田百名山は何時も奥深く高く、畏敬の念を持って迎える事になります。
標高2578mは関東以北にその上を行く山は無く 姿美しくその頂を目指すことになりました。
今では「日光白根山ロープウエー」で一気に上って2000mを稼ぎ、山頂駅からが登山の始まりとなります。東方を仰げば三つ並んだピークは霧に包まれて、いやが上にも不安と期待が入り混じるのでした。

南浦和を7:30マイクロバスでスタート その2時間前に自宅を出ます。
外環道→東北自動車道→佐野藤岡IC→足尾銅山観光坑道見学→日光中善寺湖畔→
戦場ヶ原→日光湯元温泉「実之屋」(宿泊)


【足尾銅山観光】
足尾銅山は慶長15年(1610)足尾村の二人の農民に依って発見されました。
江戸幕府直営の銅山として役割分担をして採掘 鍛錬は全て手作業で行われました。

《堀り大工の一例》
          
        
明治10年(1877)民官の古河市兵衛に払い下げられて民営化され、近代化が進められて急速な発展を遂げ日本一の鉱山になりますが「公害問題」が起きて、周辺に多大な被害を及ぼすことになりました。

昭和時代に入ると、機械化・合理化は更に進み労働環境も少しずつ改善されてゆきました。
1973年までに足尾の銅は掘りつくされて閉山し公害は減少しました。
そして足尾銅山観光が1980年にオープンします。
坑道入り口までトロッコ電車に乗って、構内の見学をする趣向でした。

     

【戦場ヶ原ハイキング】
勢いのある湯滝に佇み写真など撮り、平坦なハイキングを思いっきり楽しみました。
 《集合写真》
     

 《戦場ヶ原の花たち》
 「ホトトギス」「コバイケイソウ」「ハクサンフウロ」「ホサキシモツケ」「トモエソウ」  
   
       
            
                 
                       

【今宵一夜のお宿 「実之屋」】
日光湯元温泉で湯に浸かり散策などしてご馳走を戴き、一室に集って一頻り話に花を咲かせた後は山の夢でも見ましょうか・・・ 

【奥白根山】
冒頭に書いた如く身支度整えて、未だ一度もお姿を見ぬまま貴方に向かって歩き始めました。
朱塗りの二荒山神社に無事を祈り緩やかな森林の道は、涼しく爽やかで初対面の印象が三重丸でした!

森林限界を過ぎるとお花畑のお出ましでした。
「ニッコウキスゲ」「ミヤマオダマキ」
     
          

 《青空に映えるピークの一つ》
束の間の青空でした。頂上が見えて来ても比較的足場も良くて・・しかし写真で見ていた三瘤山容の一片も想像できなくて情けない思いでいました。
もう一度急降下してその倍くらい急登したところが最高峰らしい。よし!
大きな岩又岩のその上から会長の姿が見えています。手を差しのべられても一旦は自力を申し出たのですが、矢張りその手にすがる事になってしまいました。



  《五色沼 最高峰から見た色数はいくつでしょうか?》


  《五色沼を背にシラネニンジン》
               

  《崖っぷちでのお弁当》


  《心残りの花たち》
 「ゴゼンタチバナ」「ヨツバヒヨドリ」「ノコギリソウ」「コマクサ」
     
          
               
                    

【丸沼】
山麓駅から再びロープウエイに乗って「あぁ~ 登頂できた~」という感慨に耽る時でもありました。周りの景色が思い出されます。
温泉で汗を流し関越道から川越IC→JR川越駅で解散でした。謝謝。