花水木の独り言

庭の大きなハナミズキの、白い蝶のような花びらや、真紅の葉に気持ちを託して・・徒然なるままにキーを打ちました。

幕山ハイキング

2009-03-13 | 里山 森林行
                              【湯河原梅林】


3月も半ば 観梅を兼ねてのハイキングが計画されていました。神奈川県民としては余りにも有名なこの梅林をその時期に訪ねたことが未だ無く、とても楽しみにしていたのですが、梅便りは芳しいものではありませんでした。が、遅咲きの花があって語らいがあれば楽しくないはずがありません。

湯の街 湯河原の北東にこんもりと聳える幕山は標高620mの小さいながらも典型的な溶岩ドーム型の山なのです。岩壁がちょうど幕を張ったように見えることが名前の由来だそうですが、山頂からの眺望は天城連峰や箱根外輪山、そして相模湾に突き出した真鶴半島が手にとるように見えることでした。

【ロッククライミングの岩場】


     【あっ タンポポ】
     

      【クサイチゴ】


                【オウバイ】
                 

数年前の4月だったでしょうか。 沢山の花を撮ったことを思い出していました。この季節1ヶ月の違いは大きいものがあります。奇妙な花「大葉ウマノスズクサ」が咲いていてアサギマダラの食草だと聞き、この蝶の小さな体での飛翔行動を聞くに付け一生忘れられない程の衝撃を受けたのです。そして愛しい生物になったのでした。

頂上でのお弁当タイムの後には、北面のほぼ直線の急坂を一気に駆け下りると、道に添った地表スレスレの流れの中に入って靴の土を洗い流して早春の日差しの中をゆっくりと歩いたのでした。

【その時の笑顔を】
     

最後は温泉宿のお風呂に浸かって至福の時が流れました。