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肥宝館 -貧すれば丼する-

【福島 芦ノ牧温泉】 うえんで「中華そば 手打麺(760円)+焼き鳥3本(510円)+コップ酒(330円)」

会津屈指の人気店で中華そばと名物「焼き鳥」を

都内から東武特急リバティ、会津鉄道と乗り継ぎ、福島県は芦ノ牧温泉へ。目指すは駅徒歩3分、県内屈指の人気店「うえんで 本店」だ。創業は昭和47年。現在は二代目を中心に店を守り、三代目が若い感性とアイディアで会津若松市街の山鹿店と喜多方店を支えている。なお、屋号の「うえんで」は旧地名の上之台が訛ったもの。

芦ノ牧温泉駅からは、コチラも県下トップクラスの人気店「牛乳屋食堂」を横目に、突き当たりを右折。上三寄郵便局の隣、国道118号=会津中街道沿いに店舗はある。老舗だが2015年にリニューアルしたので広々して綺麗。店内はカウンター4席、2人がけテーブル5卓、6人がけの座敷3卓の計32席。特に休日は客足が絶えない。

朝9時から午後3時までの営業だが、11時まではやや品数を絞っているので注意を。名物「焼き鳥」も11時頃からの提供だ。ちなみに朝6時30分に浅草を発車する特急「リバティ会津101号」に乗ると、会津田島で乗り継いだリレー号が芦ノ牧温泉駅に着くのは10時23分(2022年1月現在)でやや早い。でも、のんびり向かうと混んでしまう。

という事で、頃合いを見て10時40分に到着。まずは麺を啜りながら11時を待つことに。麺メニューは醤油清湯「中華そば」と、塩清湯「会津山塩ラーメン」の2種で、中太の普通麺、極太の手打麺からチョイス可能だ。「山塩」は温泉水を煮詰めて作った円やかな塩で、昨今は会津・喜多方界隈でも「山塩ラーメン」を推す店が多い。

このほか期間限定麺も用意。この日は「辛油そば」「辛つけ麺」「濃厚辛味噌中華」と辛い系3種をラインナップしていた。一方の飯モノはミニチャーシュー丼、夏場以外は卵かけご飯も提供している。焼き鳥や餃子は11時からの提供だ。山塩も捨てがたいが、今回は基本の「中華そば」を手打麺(760円)でオーダーすることに。

琥珀色のスープは豚ゲンコツ、会津地鶏の鶏ガラ、煮干し、香味野菜などを炊いたアッサリした清湯。そこに小西製麺製だろうか、極太の縮れ麺が泳ぐ。平打ちだが歯ごたえがあり、小麦の甘みもしっかり感じられる。スープとの相性も抜群。チャーシューはトロトロのバラ肉が3枚。ほか刻みネギ、メンマ、海苔がトッピングされる。

アッサリながら、極太麺、チャーシューと個性の光る一杯。美味しく完食した。さて、中華そばを堪能しているうちに11時に。ここで、焼き鳥とコップ酒の時間だ。もっとも「焼き鳥」と言っても使っているのは豚のカシラ肉、コメカミからホホにかけての肉である。実際には焼きトンだ。埼玉県の東松山市にも同じ文化があったなぁ。

タレと塩から選べて、1人前は5本(850円)だが3本(510円)から注文が可能だ。今回はタレ3本でお願いした。大ぶりで脂が乗ってジューシーなカシラ肉。甘味があるタレがたまらない。一緒に飲るのは会津の地酒「末廣」の本醸造。至福の時間だ。是非、ラーメンも串も堪能して欲しい。駐車場は19台分あるが昼時は混むのでお早めに。

<店舗データ>

【店名】 うえんで
【住所】 福島県会津若松市大戸町上三寄大豆田11-3
【最寄】 会津鉄道「芦ノ牧温泉駅」徒歩3分

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