香り高い「東京スタイル」味噌らーめん
東京メトロ銀座線・京橋駅から徒歩2分。東京高速道路の高架脇、京橋大根河岸通り沿いで営業する「ど・みそ 京橋本店」へ。本店のほか八丁堀、町田、西新井をはじめ、グランデュオ立川や丸の内キッテグランシェ、ららぽーと豊洲といった商業施設、それから中山と府中の競馬場にまで出店する味噌ラーメンの人気店である。
本店は京橋駅のほか、銀座一丁目、宝町、有楽町からも徒歩5分圏内という好立地。2020年6月現在は、コロナの影響で平日は夜10時、土日祝日は夜9時までの時短営業中だ。また酒類の販売を休止する一方、麺類のテイクアウトを行っている。客同士の間を1席空けての減席営業をしているので、並ばずに入れたならば幸運だ。
ラーメンは、みそこってり、みそオロチョン、みそカレーの3系統で、オロチョンは辛さに特化した「みそオロチョンファイヤー」も用意している。つけ麺もみそ、辛みそ、みそカレーの3種あるほか、まぜそばもラインナップ。今回は1番人気という「特みそこってりらーめん」に「田子町にんにく(50円)」を追加しオーダーした。
アツアツのスープは、豚+鶏ガラの動物系出汁と、昆布や椎茸に鯖、鰹などの節や煮干を加えた和風出汁のダブルスープ。背脂で甘味とコクを加えている。そしてタレは江戸甘味噌や信州味噌など5種類の赤味噌をブレンド。生姜も香り、マイルドだが甘過ぎない飲み口に仕上がっている。思わず半ライス(100円)の追加を決定。
合わせるのは、浅草開化楼特注の平打ち気味の中太縮れ麺。タピオカを練り込んでありツルっとした麺肌で、コシも噛み応えもあり、力強い味噌スープとの相性も抜群だ。モヤシはシャキシャキとした食感で瑞々しく、鮮度の良さが伺える。バラロールのチャーシューは柔らかな仕上がりで、熱が入るとしっとりとして旨さ倍増。
ほか、とろける食感の味玉、香りの良い海苔、コーン、ネギが乗る。そして追加した青森の「田子町にんにく」だが、こちらは2房がクラッシャーと共に提供される。スープに絞り入れ、更なる旨味を注入し完食。香り高い「東京スタイル」という独自の濃厚味噌ラーメン、時おり無性に啜りたくなる一杯である。
<店舗データ>
【店名】 東京スタイルみそらーめん ど・みそ 京橋本店
【住所】 東京都中央区京橋3-4-3
【最寄】 東京メトロ銀座線「京橋駅」徒歩2分