「銀座 嘉禅」オーナーシェフの担々麺
東武鉄道・浅草駅の北口から歩いて3分ほど。馬道通り沿い、朝日信金そばに2021年6月15日にオープンした「坦々麺 一龍」へ。こちらは中華の名店「新広東菜 銀座 嘉禅」のオーナーシェフ・簗田圭氏が手がける担々麺の専門店だ。こちら浅草の本店のほか、8月には新富町に2号店を、10月に蒲田に3号店を相次いでオープンした。
本来、担々麺は「担ぐ」という字を使うが、屋号はあえて「坦」の字を当てている。おやっと思ったが、これには「坦々麺 一龍」というお店を多くの方、地域の皆様に広げていきたいという想いと「心をおだやかにして料理に接していきたい」ということを込めて店名は「坦」という字を・・・という理由があるとHPで説明されている。なるほど。
店内は厨房を囲むコの字カウンターが12席。麺メニューは「絶品汁なし担々麺」「名物冷やし担々麺」「濃厚海老担々麺」の3種をラインナップする。また、海老辣油、揚げ海老、肉味噌、パクチーを追加トッピング可能だ。サイドメニューの玉葱シューマイも旨そうだ。今回は珍しい「名物冷やし担々麺」をオーダーすることに。
しっかり冷やされたスープは芝麻醤が効いて胡麻がフワッと香るが、仄かな酸味もありサッパリした飲み口に仕上がっている。冷製だからか出汁は弱めに感じるが、胡麻のコクはしっかり。スープ表面にラー油はかかっているが、辛味は超控えめ。しかし卓上に黒酢、特製辣油、花山椒があるので辛味も痺れも調節が可能である。
合わせる麺はシコシコした食感の細麺で、ツルっと喉越しも良い。トッピングには挽肉、香ばしいアミ海老、白髪ネギ、小口ネギが乗る。冷製な上に、麺量がさほど多くないのでサクっと完食した。水差しにはレモンやローズマリーなどが入っていて、サッパリと口直し出来る。それにしても、あっという間に3店舗を開店。すごい勢いだ。
<店舗データ>
【店名】 坦々麺 一龍
【住所】 東京都台東区浅草2-35-16
【最寄】 東武鉄道「浅草線」北口徒歩3分