川口の人気店のセカンドブランドで「今日の一番」を
東武線・曳舟駅の西口より歩いて6分ほど。国道6号を越えた北側、曳舟たから通り沿いに2022年5月13日にオープンした「煮干ソバと米 今日の一番」へ。コチラは川口市にある人気店「Noodle&Spice curry 今日の1番」のセカンドブランド。昼営業のみとあってなかなかハードルは高いが、啜らずにはいられない。
店内はカウンターとテーブル合わせて24席。幸い行列は無かったが、入口に貼られた「お呼びするまで中に入らず食券買わずにお待ち下さい」の注意書きを守り店内へ。麺メニューは清湯の「煮干ソバ」、セメント系「濃厚煮干ソバ」に加え「週替りソバ」もラインナップ。今週は「台湾煮干ソバ」とのこと。
そして「今日の1番」の屋号の通り、材料は日替りでホワイトボードに記載されているので注目を。一方、ローストポークご飯、チャーマヨご飯、TKGに加え、飯モノにも「週替りごはん」が。今週は「ニンニク醤油の肉ごはん」と、これまた旨そう。さらに「和え玉」や「ママの気まぐれデザート」も提供している。
ここはやはり、麺と米の両方を頂くのがよかろう。今回は「特製濃厚煮干ソバ(1200円)」と「ローストポークごはん(350円)」をオーダーした。ちなみに特製にするか個別にトッピングを追加しないと、スープと麺、ネギ類のみの「かけそば」のような形での提供になるのでご注意を。まあ、それと飯という組み合わせもオツだが。
なお特製トッピングは別皿で提供される。この日はチルドの豚ロース肉と低温調理のしっとり鶏胸肉、味玉、極太メンマのセット。艶のあるビジュアルに心躍る。そして本体は、粘度の高いドロ煮干しスープ。ホワイトボードによれば、この日の「濃厚」は長崎と九十九里の煮干し、鯖、節、豚、鶏を加えたスープだそうだ。
煮干しの臭みやエグみもなく旨味が凝縮されている一方、塩味が強めなのでなかなかに喉が渇くチューニングである。そこにパツっとした歯触りの低加水細麺を合わせている。しなやかさも持ち合わせた麺で、粘度の高いスープを絡めとって旨い。具材ひとつひとつも完成度が高く、特に肉類は豚、鶏とも絶品である。
後半、少し塩味の強さに食べ疲れてきたので「ローストポークごはん」に箸をつける。煮干ソバ用より少し薄切りのポークで白飯を毬状に包み、玉ネギとビネガーの酸味あるソースをかけてある。肉の旨味を引き立て、サッパリと食べられる一杯だ。麺も米も非常にハイレベル。次は清湯も啜ってみたいところだ。
<店舗データ>
【店名】 煮干ソバと米 今日の1番
【住所】 東京都墨田区東向島3-35-6
【最寄】 東武線「曳舟駅」西口徒歩6分