竜ケ崎で啜る野菜たっぷり「フレンチラーメン」
関東鉄道竜ヶ崎線・竜ヶ崎駅から歩いて8分ほど。県道5号=竜ヶ崎潮来線沿い、大統寺のそばに2022年3月26日にオープンした「フレンチラーメンの店 MATOYA」へ。千葉県柏市で営業していたラーメン店「まとや」が移転リニューアル。柏で人気だった完熟トマトを使ったラーメンの進化系だろうか?こりゃ楽しみだ。
コンセプトとは対照的に和風な佇まい。店内はカウンターとテーブル合わせて20席ほどで、外にはテラス席もある。麺メニューだが、汁ありは「French tomato らぁ麺」を筆頭に、ボリュームたっぷりの「Special コンフィチャーシューSOBA」、スタンダードな「MATOYA醤油らぁ麺」の3種をラインナップする。
ほか「季節の野菜のirodori鶏塩つけSOBA」や「洋風スパイシーまぜSOBA」「冷製ベジまぜSOBA」など、いずれも個性的な一杯が揃う。いずれも写真があるのでわかりやすい。一方のサイドメニューには、ジェノベーゼソースと海老ビスクソースが選べる「フレンチ水餃子」や炙りチャーシュー丼といった飯モノを用意。
今回は、券売機に人気No.1とある「French tomato らぁ麺(880円)」に、自家製味玉(100円)をトッピングし注文することに。お水はセルフサービスなのだが、なんとガラス製のウォーターサーバーにはジャスミン茶のほか、レモン、パインとフルーツの入った水も用意されている。これらが無料とはありがたい。
待つこと7分ほどで、野菜たっぷりで彩り豊かな一杯が到着した。スープというよりソースといった感じだが、牛と鶏のブイヨンがベースだろうか。しっかりと旨味があり、塩味も丁度良い。そこに中太でしなやかな中華麺を合わせている。店奥に製麺機があったので自家製だろう。中華麺で作ったスープパスタというのが近いか。
野菜はバーナで炙ったトマト、茄子、ズッキーニ、カリカリに揚げたポテト、水菜、マッシュルーム、枝豆、玉ネギ。野菜とチーズが、スープに甘味とコクを加わてくれる。厚めのローストビーフは、噛み切れはしなかったが、牛肉の旨味をしっかり感じられる仕上がりだ。味玉も黄身ネットリで良い味に。
プレートには唐辛子とミルクが添えられるが、唐辛子は野菜の甘みを引き立て、ミルクは更にコクが加わり旨さ倍増。最後はパンにソースを絡めて美味しく完食した。麺大盛にすればよかったな。技法はフレンチ、見た目はイタリアン、味は仏・伊・中のいいトコ取り。面白い食体験だった。冷製も啜ってみたいなぁ。
<店舗データ>
【店名】 フレンチラーメンの店 MATOYA
【住所】 茨城県龍ケ崎市寺後3470-1
【最寄】 関東鉄道竜ケ崎線「竜ケ崎駅」徒歩8分