本格鮨と出汁感強めのラーメンを一緒に
新橋駅の銀座口から歩いて1分ほど。外堀通りを渡った先、JRのガード下に2024年8月3日にオープンした「鮨とラーメン うおがしや」へ。屋号の通り、コチラでは赤酢のシャリで握った鮨とラーメンを一度に味わう事が出来る。外国人観光客ウケを狙っている感もあるが、鰹出汁や貝出汁の本格ラーメンを提供すると聞いて訪問。
東京や横浜を中心に刺身専門店「貝のしらはら」や「鮨らぁー麺 釣りきん」などを展開する「株式会社First Drop」だ。豊洲と横浜中央市場の買参権を持っているそうで、店舗に魚介類を直送可能という。魚介類の扱いはお手の物だろう。店内はカウンターのみ10席。まずは軒先の券売機で食券を購入してから店内に入るシステムだ。
麺メニューは「追いかつおラーメン」と「貝だしプレミアムラーメン」の2種があり、それぞれ肉増し、味玉、海苔増し、九条ネギ、メンマを追加トッピング出来る。一方の鮨だが「にぎり」が梅=5貫盛り、竹=8貫盛り、松=特上5貫盛りがあるほか「手巻き鮨」も提供。それぞれラーメンとのセットがおススメされている。
今回はスタンダードな 「赤酢にぎり定番5貫盛り+追いかつおラーメン(1500円)」セットを注文することに。待つこと5分ほどで下駄に盛られた鮨とラーメンが到着。鮨はネタが日替わりのようで、この日は本マグロの中トロ、バチマグロの赤身、イナダ、真アジおちょこ丼、サーモンねぎとろ手巻きの5種が提供された。
あらかじめ醤油が塗られているので、提供時に「そのままどうぞ」と案内が。ネタは新鮮で、にぎり以外にも御猪口に盛られていたり手巻き鮨があったりとバリエーションも豊富で楽しめる。付け合わせが昆布ガリというのも嬉しいところだ。そして気になるラーメンだが、澄んだスープは鰹出汁がベースの醤油清湯だ。
香味油がたっぷりなのでアツアツ。出汁の旨さで押してくるので、鮨との相性も抜群である。そして茶漉しの中に、店内で削りたてのかつお節が入っており「追いかつお」が可能なのだ。卓上のPOPには30秒以上出汁を引くと雑味が出るので10秒ほどで上げるようにと注意書きが。まあ、とびきり香りが増すという事はない。
だが、こういったところも外国人観光客ウケしそうなところではある。このスープに合わせるのは村上朝日製麺の平打ち中太麺だ。加水率高めでチュルリとしており、コシもあり旨い。トッピングにはバラ肉の煮豚が2枚、海苔、ナルト、ネギが乗る。鮨も麺も美味しく完食した。朝7時から営業しているので、朝ラーをキメたい方もぜひ。
<店舗データ>
【店名】 鮨とラーメン うおがしや
【住所】 東京都港区新橋1-13-6
【最寄】 JR山手線「新橋駅」銀座口徒歩1分