銚子港の屋台から始めて40余年の個性派ラーメン
JR総武本線・飯岡駅から飯岡海水浴場方面へ1.6キロ。農地の間を走る国道126号線沿いで、3階建ての青い建物がひと際強い存在感を放つ「中華大学なるい」へ。元々は40年ほど前、仙台が銚子港の屋台からスタートしたそうだ。運送や漁業関係者に人気を博し、銚子で店舗を構えたが、のちに現在の場所に移転した。
ラーメンは醤油、味噌、塩と用意していて、ニンニクや辛味、ワンタン入りも対応可能。ほか、ワンタンの皮で包んだ餃子を乗せた「爆弾ラーメン」や、旭市の名物・モツを使った「モツラーメン」、唐揚げラーメンといったオリジナルの一杯もラインナップ。餃子や焼売などのツマミ類や定食も充実している。
今回は、屋台時代に港に来る運転手の為に作ったという、人気の「にんにくラーメン」を注文することに。薄く濁ったスープは、煮干しや昆布、節などを使った無化調の和風出汁がベース。醤油のカエシは強すぎず、優しい飲み口に仕上がっている。そこにクラッシュしたニンニクがガツンと効いて、腹の中からアツくなってくる。
細く縮れた麺もスープを良く拾い旨い。トッピングにはバラロールのチャーシュー、シャキシャキのモヤシ、キャベツ、木耳、ニラ、メンマ、ナルト、紅生姜、三角にカットした海苔が乗る。胃もたれせず、力が湧いてくる一杯だ。次回は旭市名物のモツを使ったメニューと、評判のよい餃子や焼売も注文してみたい。
<店舗データ>
【店名】 中華大学なるい
【住所】 千葉県旭市三川2887-1
【最寄】 JR総武本線「飯岡駅」徒歩25分