ほん田出身店主の話題店「トトノエ」
JR常磐緩行線・金町駅の北口から歩いて2分ほど。理科大学通り沿い、金町地区センターの向かいに2023年4月2日にオープンした「ramen club トトノエ」へ。 ご主人の高橋渉氏は行列店 「麺処 ほん田」などでの修行を経て独立。2019年から沖縄県宜野湾市で「麺処 わた琉」を営むも、2022年6月に閉店して金町に移転してきた。
店内はカウンターのみ8席。行列時は先に食券を購入してから並ぶシステムだ。麺メニューだが、オープン直後のため、この日は「醤油らぁ麺」のみの提供に。券売機上はComing Soonとなっているが「昆布水つけ麺」と「背脂中華そば」、さらに「手打ち麺変更」のボタンもあるので、今後の展開が楽しみである。
また、味付きの替玉「和え玉」や、沖縄の炊き込みご飯「じゅーしー」などもラインナップ。今回は「特製醤油(1150円)」を注文した。スープは鶏と魚介の醤油清湯。鶏が旨味を下支えしつつ、魚介は独特な風味とコクがありクセになる味わいだ。カエシの甘さは控えめでスッキリした飲み口に仕上げている。旨いスープだ。
合わせる麺は心の味食品の中細ストレート。やや加水率が低めで小麦の香りが良く、スープとの相性も抜群だ。チャーシューはレアな仕上がりでスモーキーな肩ロース肉が2枚、薄切りで大判のロース肉1枚、豚バラ肉の煮豚1枚が乗る。いずれも肉自体の旨味を存分に楽しめる。特に燻した肩ロースは香りも味も良く絶品である。
マッカラン=真っ赤卵を使った味玉は、色の濃い黄身がトロリと溶け出し旨い。ほか、餡が小粒で皮のチュルリ感が楽しめるワンタンが1つ、濃い茶色のメンマ、ナルト、針葱、刻みネギがトッピングされる。卓上にはブラックペッパーと向井珍味堂の七味があるのでお好みで。ハイレベルな一杯、あっという間に完食した。次回は是非つけ麺を!
<店舗データ>
【店名】 ramen club トトノエ
【住所】 東京都葛飾区東金町1-20-14
【最寄】 JR常磐緩行線「金町駅」北口徒歩2分