ラーメン居酒屋「無極大将」で食欲爆発
都電荒川線「荒川区役所前」停留所から徒歩1分。サンパール荒川そばに2022年9月5日にオープンした「無極大将」へ。ココは同年7月まで「荒川みそ大将」があった場所。その跡地に同じ「大将」を屋号に冠した店が入居したので、てっきり業態変更かと思ったが、どうやら経営は全く別。ご主人は台湾の方だそうだ。
店内はカウンター6席に加え、ロフトも含めてテーブルで30席ほどあるか。グループでの飲み会にも対応可能だ。業態としてはラーメン居酒屋なので、麺類もツマミもとにかく豊富。まず麺メニューだが、塩、豚骨醤油、北海道味噌の3種のラーメンと、濃厚魚介つけ麺をラインナップ。それぞれ辛み入りも用意している。
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一方のツマミメニューは焼き小籠包、焼き餃子、春巻き、棒棒鶏、油淋鶏といった中華系から、ホッケやトントロ、ベーコンなどの焼き物、ホルモンやチキン、ソーセージなどの鉄板系、炒飯やチャーシュー丼といった飯モノ、冷菜、揚げ物まで網羅している。またライスと味噌汁をセットにした定食メニューも提供。
そして酒類もビール、ウイスキー、ハイボール、焼酎、サワー、ホッピー、カクテル、赤玉パンチ、日本酒まで品揃え豊富だ。まずはウイスキー「陸」のハイボール(420円)で春巻き(2本320円)を流し込もう。揚げたてパリパリの皮と、ひき肉、野菜、春雨を使ったトロミのある餡のコントラスト。うむ、これは酒が進む。
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そして、いよいよ麺類を。種類豊富で悩むが、今回はメニューに一番大きく写真が乗っている「豚骨塩・SP(1150円)」を注文。細麺と太麺から選べるのだが、スタッフおススメする太麺でお願いした。なお、麺と定食を注文するとライスが無料で食べ放題になる。炊飯器からセルフで取って来るスタイルなので、さっそく茶碗に大盛で…
1升炊きの炊飯器なので過度な期待は禁物だが、岩手県産のブランド米で、粘りが少なくアッサリ系の「いわてっこ」を使用しているので、味の濃いおかずとの相性は良い。春巻きの残りを醤油にビッタビタに浸してライスオン。やはり揚げ物は正義。あっという間に米消滅。再び炊飯器へ赴く。そうこうしているとラーメン着丼。
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スープは豚骨ベースでサラサラかつオイリーな白湯。嫌な獣臭さはないが、塩ダレの存在感が弱めでやや輪郭がボヤけている印象。このチューニングなら、おそらく味噌や醤油のほうが、味の方向性が定まって旨いのではないか。麺は豊華食品製で、モッチリでコシのある中太麺。短めのカットなので啜りやすい。
そしてチャーシューはトロトロのバラロールが4枚乗る。これがまたライスとの相性抜群で旨い。ほか、黄身ネットリの味玉、メンマ、白ネギ、小口ネギが乗る。春巻きとチャーシューで食欲が爆発してしまい、ライス大盛2杯分を完食してしまっていた。恐ろしい店である。ぜひ腹を空かせて訪れて欲しい。
<店舗データ>
【店名】 無極大将
【住所】 東京都荒川区荒川1-1-1
【最寄】 都電荒川線「荒川区役所前停留所」徒歩1分