飯田橋で人気のノスタルジックラーメン
飯田橋で最古参の昭和51年創業「びぜん亭」へ。岡山出身で作務衣の似合うご主人が作る昔ながらの東京中華そばは、いまも界隈で高い支持を受ける。こちらは神田「支那そば きび」の店主の修業先としても知られている。1階はカウンター6席と狭いが、2階にはテーブル席があり一杯ひっかけることも出来る。
メニューは醤油と味噌の2軸で、ベーシックな「支那そば」は600円から。有料で支那竹、ねぎ、わかめ、チャーシュー、もやしなどをトッピング出来る。今回は支那そばに味付け玉子(100円)を入れてもらった。豚骨、鶏ガラ、野菜を煮込んだスープが、柔らかめの中細縮れ麺に絡み旨い。醤油ダレは主張し過ぎず、バランスが非常に良い。
また、豚バラ肉を6時間煮込んだというチャーシューは、箸でホロホロと崩れる柔らかさ。小さめのカットだが、醤油ダレの味が染みてよいアクセントに。味玉は固茹でタイプで、こちらもしっかりとした味付け。メンマも丁寧に臭みを除いてあり、歯ごたえもよく旨い。この支那そば、ただ懐かしいだけではない。
<店舗データ>
【店名】 びぜん亭
【住所】 東京都千代田区富士見1-7-10
【最寄】 JR中央線「飯田橋駅」徒歩3分