浅草の新店「甚」は自家製の麺が際立つ
東京メトロ銀座線・田原町駅の3番出口から歩いて1分ほど。浅草通りの一本北を走る道路沿いに2023年12月26日にオープンした「自家製麺 甚」へ。ご主人は新小岩の人気店「自家製麺 啜乱会」で7年間店長を務め独立創業した。店内はL字カウンター9席と2人がけテーブル1卓の計11席。店奥には製麺スペースも完備している。
麺メニューは正油ラーメン、塩ラーメン、汁無担々麺、魚壊(ぎょかい)まぜそばに加え、冬季限定でトマトの入った「味噌ラーメン」も提供。それぞれチャーシュー、味玉、背脂、海苔、ねぎを追加トッピング可能だ。また生姜ダレのチャーシュー丼や温玉丼、禁断の背アブライスといった飯モノもあり、一杯飲ることも出来る。
今回は「正油ラーメン(900円)」に「味玉(150円)」をトッピングして注文した。着丼までは6分ほど。スープは鶏ガラを主軸に乾物や豚骨なども合わせて炊いているだろうか。鶏の旨味をしっかり感じつつ、ほのかに酸味がありスッキリとした飲み口に仕上がっている。そこに店内で製麺した平打ちの中太ストレート麺が泳ぐ。
これがモッチモチで喉越しも良く絶品。麺の旨さが際立っている。チャーシューは豚肩ロースと鶏胸肉が1枚ずつ。味玉も黄身ネットリで美味である。ほか柔らかな太メンマ、カイワレ、刻みネギが乗る。卓上には胡椒、一味、唐辛子とニンニクと節入りの酢があるのでお好みで。最後まで美味しく頂いた。次回はまぜそばを啜ってみたい。
<店舗データ>
【店名】 自家製麺 甚
【住所】 東京都台東区西浅草1-7-2
【最寄】 東京メトロ銀座線「田原町」3番出口徒歩1分
★2024年5月に閉店
★跡地には2024年10月に「武将家 浅草店」が入居