市川駅前で啜る香ばしさ立つ濃厚煮干し麺
JR総武本線・市川駅南口から高層ビル「アイリンクタウン・ウエスト」の脇を抜け、すずらん公園方面へ歩いて2分ほど。2018年2月にオープンした「麺処しろ」へ。ご主人の田代氏は「ラーメン二郎 環七一之江店」や、船橋を中心に複数の人気店を展開する「まるはグループ」で修業し独立。煮干を軸にした濃厚な一杯で人気を博している。
店内はL字カウンターのみ10席。麺メニューは、全て頭に「濃厚」の名を冠したラーメン、つけ麺、まぜそばの3種を提供している。麺の大盛は50円、特盛は100円。味玉、海苔、メンマ、チャーシューを有料でトッピング可能だ。また飯モノにはライスとチャーシュー丼もラインナップ。今回は「濃厚らーめん」を特製でオーダーした。
スープは煮干しに鶏を合わせた濃厚な白湯で、イリコの苦味もあるが、それよりも香ばしさが先行する。醤油のカエシも立っており旨い。スープは熱過ぎず、香りをしっかりと楽しめるよう調整されているのも嬉しい。合わせるのは、三河屋製麺の加水率低めの中細ストレート麺。こちらも固すぎず柔らかすぎず、丁度良い塩梅だ。
特製のトッピングは、チャーシュー3枚、味玉、海苔2枚。目を引くのは大判のレアチャーシューである。味付けは控えめで、簡単に噛み切れる柔らかさ。これは満足度が高い。味玉は黄身がゼラチン質でネットリしていて旨い。辛味を押さえたタマネギも良い仕事をする。この一杯で1000円を切るのは嬉しい。次回はつけ麺も啜りたい。
<店舗データ>
【店名】 麺処しろ
【住所】 千葉県市川市市川南3-14-6
【最寄】 JR総武本線「市川駅」南口徒歩2分