通し営業が嬉しい柏の鶏白湯新店「叶」
JR常磐線・柏駅の南口から、線路沿いに松戸方面に歩いて5分ほど。跨線橋と東口駐輪場の脇を抜けた先に2023年2月7日にオープンした「鶏白湯らーめん 叶」へ。閉店した海老料理「エビストロEBIZO」の跡地に、内装を一部変更し入居した形だ。店内はLカウンター12席とテーブル10席。昼11時から夜までの通し営業なので重宝する。
鶏白湯の「らーめん」「つけ麺」が、それぞれ塩、醤油、辛みその3種をラインナップしている。また、この日は期間限定で海老みそ、海老塩のらーめんも提供。また、鶏、豚、塩ネギの3種のチャーシュー丼に加え、餃子、しそ餃子、塩ダレキャベツ、ピリ辛ネギチャーシューといったツマミ類もあり、一杯引っかけることも出来る。
今回は「鶏白湯 塩」の特製(1150円)をオーダーした。着丼までは待つこと5分ほど。泡立ち茶濁したスープは、鶏ガラと野菜を炊いた白湯。粘度は高くなくサラリとした飲み口だが、丼底に骨粉が溜まるほど鶏をしっかり炊いており旨味たっぷり。それでいて嫌な臭みは皆無。塩味も強すぎず、食べ疲れないチューニングに。
合わせる麺は菅野製麺所特注の麺肌がツルっとした中細ストレート。小麦が香り、コシもあってスープとの相性も良い。丼には豚バラロールチャーシュー1枚と紫玉ネギ、鶏そぼろ、小口ネギ、糸唐辛子が入る。そして特製は更に別皿で、豚チャーシューと鶏チャーシューが1枚ずつ、黄身がトロリとした味玉、太メンマ、ほうれん草が付く。
豚バラチャーシューは脂身一辺倒ではなく食べ応え十分。一方の鶏チャーシューはローストし旨味を凝縮しており良い味だ。麺に鶏そぼろが絡みつき、旨味をブーストする。最後まで美味しく完食した。営業時間も含め手軽に鶏白湯を楽しめるので、近所にあったら定期的に通いたい店である。次はつけ麺も啜ってみたいところだ。
<店舗データ>
【店名】 鶏白湯らーめん 叶
【住所】 千葉県柏市中央町7-18
【最寄】 JR常磐線「柏駅」南口徒歩5分