葵グループの泡立つ濃厚鶏白湯
JR京浜東北線・蕨駅の西口から歩いて4分ほど。県道110号=川口蕨線沿い、柳橋公園の向かいにある人気店「濃厚鶏そば 葵」へ。コチラは川口市を中心に店舗を展開する葵グループのブランドだ。蕨駅東口に本店を構える「中華そば 葵」をはじめ「自家製麺 竜葵」「葵製麺」「濃厚鶏そば 葵」と現在は4ブランドを運営中だ。
ララガーデン川口、新越谷ヴァリエ、イオンモール川口と界隈のショッピングモールへも精力的に出店しており、イベント出展やメディア露出も多い。コチラ「濃厚鶏そば 葵」のオープンは2018年3月だ。店内はカウンター8席とテーブル2席の計10席。混雑時は先に食券を購入してから、店入口前に並んで待つシステムである。
麺メニューは屋号にもある「濃厚鶏そば」を筆頭に、「淡麗鶏そば」の塩と醤油、濃厚つけめん、汁なし担々麺、鶏白担々麺をラインナップ。また味付きの替玉「和え玉」も用意している。ほか、白飯、玉子かけごはん、チャーシュー丼、もちもち水餃子といったサイドメニューもあり、おつまみ盛で一杯飲ることも可能だ。
今回は店長おススメという「特製 濃厚鶏そば(1180円)」 を注文した。待つこと5分ほどでブレンダーで泡立てたスープが目を引く一杯が到着。愛知県産の名古屋コーチンを主軸に炊いたクリーミーな白湯は、鶏の旨味が凝縮され濃厚な飲み口だ。粘度はさほど高くなく、泡立てた事で口当たりは円やかに。塩味も強すぎず旨い。
そこに合わせるのは前田食品製の中細ストレート麺。北海道産の春よ恋、きたほなみ、埼玉県産のあやひかりをブレンドした葵専用粉を使用しているそうで、加水率低めながらしなやかでコシもあり、スープとの相性も良い。チャーシューは大判でレアな豚ロース肉2枚と、低温調理の鶏胸肉3枚が乗る。どちらも良い味だ。
ほか、黄身ネットリの味玉、柔らかな太メンマ、カラフルな霰、刻みネギがトッピングされる。柚子胡椒、ブラックペッパー、一味、キウイのフルーツ酢、フライドオニオンがあるのでお好みで。スープまで美味しく完食した。いい意味でクセが無いので、老若男女楽しめるだろう。次は清湯や和え玉も啜ってみたい。
<店舗データ>
【店名】 濃厚鶏そば 葵
【住所】 埼玉県蕨市中央3-5-1
【最寄】 JR京浜東北線「蕨駅」西口徒歩4分