藤一番系列、なぜか高知に多い「しなとら」
とさでん交通伊野線・大橋通停留所から徒歩1分。天神橋通りの入口にある「総本家しなとら 天神橋通り店」へ。コチラは愛知県でお馴染み「藤一番」グループが運営するブランドだ。そのため中京地区はもちろん長野、秋田にも店舗があるが、なぜか高知に集中的に出店。2024年現在で全10店舗中5店舗が高知県内に存在している。
今回訪れた「天神橋通り店」は、高知県内5店舗のうち高知駅や中心市街に一番近くアクセスが楽だ。店内はカウンターとテーブルで30席ほど。麺メニューは醤油、塩、豚骨、味噌、濃厚醤油とんこつの各種ラーメンに加え、台湾ラーメンや味噌カツラーメン、カツカレーラーメン、四川麻婆麺、四川担々麺などもラインナップ。
飯モノにはライスやチャーハンに加え、唐揚丼、炙り豚トロ丼、温玉チャーシュー丼、辛し高菜丼といったミニどんぶりも用意。餃子、しそ餃子、焼豚、唐揚、炙り豚トロ、おつまみ三種盛などサイドメニューも充実しており一杯飲ることも出来る。今回は屋号を冠した醤油味「しなとらラーメン(780円)」を注文することに。
なおラーメンは麺を「熟成ストレート」「熟成ちぢれ」の2種から選ぶ事が出来るので、今回は「熟成ちぢれ麺」でお願いした。着丼までは7分ほど。表面を背脂が覆いアツアツのスープは、豚骨や鶏ガラ、野菜などを炊いて、円みある醤油のカエシを重ねた清湯だ。サラリとした飲み口だが、そこに背脂がコクを加えており良い味に。
そこにコシがある中細のちぢれ麺が泳ぐ。全卵をふんだんにつかっているとのことで風味がよく、スープとの絡みも抜群だ。チャーシューはハラリと解れる柔らかなバラロールが2枚。薄めカットでタレが染みて旨い。ほか味玉半玉、モヤシ、メンマ、ネギが乗る。夜0時まで営業しておりシメにも使えるラーメン店。しかしなぜ高知に多いんだろう…
<店舗データ>
【店名】 総本家しなとら 天神橋通り店
【住所】 高知県高知市本町3-2-1
【最寄】 とさでん交通伊野線「大橋通停留所」徒歩1分