下谷神社そばで啜る絶品汁なし麺「拌麺」
東京メトロ銀座線・稲荷町駅から歩いて3分ほど。下谷神社のそばで2011年6月から営業する「麺食堂 一真亭」へ。こちらは中国の汁なし麺「拌麺」が主軸の人気店。店頭の看板には「拌麺とは濃い目のタレにからめて食す中国では一般的な麺料理です」との説明書きも。ここ稲荷町の店舗以外に、南千住にも支店を構えている。
その「拌麺」は、タレの味付けによって醤油、塩、担々、カレー、味噌、スパイシーえび、マヨソース、チリトマトチーズ、クリーミーなど様々用意されている。さらにトッピングも種類が豊富で、チャーシュー、チーズ、温野菜、味玉、生玉子、納豆、パクチー、大根おろし、ニンニク、浅蜊、トマトなど組み合わせを考えるだけで楽しい。
また拌麺以外に、ラーメンは豆乳豚骨、和風鶏ガラ、味噌を。また、つけ麺や野菜湯麺もラインナップしている。そして午後2時以降は、餃子や豚足、鳥肉酢味噌和え、棒棒鶏、オムレツといったツマミメニューも提供していて、一杯引っ掛けることも出来る。今回は「醤油ばんめん」の大盛り(+100円)に味付けたまご追加しオーダーした。
待つこと5分ほどで到着した「拌麺」は、花形に飾り切りされた人参が頂に咲く、上品なビジュアルの一杯だ。麺は大栄食品の中太縮れ麺。その上に炙りチャーシュー、メンマと昆布と椎茸の和え物、白ネギ、小ネギ、レモン、そして追加した味玉が乗っている。さっそく、丼の底に溜まったタレを全体に絡めて啜っていく。
タレは濃い目ではあるが塩味は押さえてあり、麺の風味をしっかりと感じられるチューニングに。安っぽい油そばと違いギトギト感が無いので、どんどん啜れる。箸が全く止まらない。一方の具材も、チャーシューは香ばしく柔らかでボリュームもたっぷり。味玉はトロトロ。メンマの和え物が旨味をブーストしてくれる。これは旨い。
途中でレモンを絞って味を引き締めていく。また、卓上には山椒、胡椒、一味、お酢、自家製の辣油があるので、お好みで味変を。今回は酢を少々と辣油を加えて完食した。啜り終えた後、嫌な重さを感じないのも嬉しいところだ。次回はカレーにチーズを加えるか、それとも大根おろしと野菜、納豆でさっぱり啜るか。再訪が楽しみだ。
<店舗データ>
【店名】 麺食堂 一真亭(いっしんてい)
【住所】 東京都台東区東上野3-5-8
【最寄】 東京メトロ銀座線「稲荷町駅」徒歩3分